BIGLOBEモバイル導入事例シャープオフィスレンタル株式会社

掲載日：2018年09月05日

工事現場のさしせまった課題である効率化をデジタルの力で実現する

2020年の東京オリンピックや景気回復の波を受けて、街のあちこちで高層ビルや大型商業施設の建設が進んでいます。仮囲いをしてショベルカーで地面を掘り起こしたり、クレーンで鉄骨を吊り上げたり…といった現場はアナログなようで、実は急速にIT化が進められています。朝礼は液晶ディスプレイで、週間工程表や近隣住民への案内はデジタルサイネージで。職人さんはタブレットを背負って作業をしているところも多いのだとか。「下手なオフィスより電子化が進んでいるかもしれません」と言うのが、シャープオフィスレンタル株式会社の佐川さんです。

同社では工事現場という期間限定の仮設備でも、コストを抑えて最新デジタル機器が使えるレンタルサービスを行っています。ここでBIGLOBEモバイルのSIMカードが一役かっています。

人手不足の中、業務の電子化は避けては通れない道

建設現場では従来、紙が多用されていました。建設会社の社員は朝礼の1時間前には出勤し、大型プリンタで図面を印刷、マーカーで印をつけてホワイトボードに貼り出し…といった作業を繰り返していました。しかし慢性的な人手不足と長時間労働是正の動向もあり、生産性向上の電子化は避けては通れない道でした。

しかし、ここで持ち上がったのがセキュリティの問題です。現場で使われる図面には建設会社の機密情報が凝縮されており、情報漏えいにはかなり神経を尖らせています。当然ながら、現場から社内のネットワークにアクセスすることは基本的にNG。結果として現場でルータにSIMカードを挿し、独立した通信にすることでセキュリティを担保することができました。

「うちも導入したい」さまざまな会社から引き合いが

大手ゼネコン各社で導入が始まった電子化は、近隣住民の方に向けたデジタルサイネージで知られるようになりました。「あそこでやっているサイネージをうちも導入したい」、そうしたお問い合わせが急増。「デジタル朝礼になって作業負担が軽減されたというお声は非常に多いです。事故を起こさないための安全教育にも活用されています。動きがある画面はつい目を引かれますから、貼り紙をするよりもよく見られるようです」と佐川さんは言います。

現場のニーズに応えて、さらなる活用法を模索していきたい

一般の人が目にする機会が多いのは、やはり仮囲いの部分に設置されたデジタルサイネージ。工程表や航空写真、パース図に天気予報などさまざまな情報が出せるサイネージは、通りがかりに見ていく人も多いとのこと。

「デジタルサイネージ上にどのような情報を流せば良いかというのは、まだまだアイデアが出せると思います。東京オリンピックが終われば、今度は橋や高速道路など、高度成長期時代に建設されて古くなったインフラの修繕が始まります。デジタル化の波は今後も続いていくでしょう。液晶ディスプレイやデジタルサイネージでどんなことができるのか、模索していきたいですね」と佐川さんは話します。

導入の経緯

BIGLOBEモバイルのSIMカードを使用し始めたのは、取引先からの紹介がきっかけでした。シンプルな手順で利用できること、また管理画面の使い勝手が良いこと、導入期間の短さもBIGLOBEにした理由です。建設現場のお客さまは、お話がスピーディーなんです。「明日にでも始めたい」とおっしゃる方も多いので、早ければ翌日に発送してもらえるBIGLOBEモバイルは非常に助かっています。

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