歴史ある建物やこだわりの空間、食事の三位一体が感動ポイントに
僕にとって温泉はとても身近な存在です。故郷ナポリでは、父親に連れられてよく温泉に行っていました。日本に来てからも温泉を巡るのが大好きで、休みのたびに出かけています。今までに200近くは巡ったかな。イタリアでは湯治の意味合いが強いけど、日本の温泉は癒されに行くことが多いですね。パートナーと一緒に行くときは、建物が歴史的なものであったり、インテリアにこだわりがあったり、お風呂からの景色が美しいなど、感動できるポイントがあることを重要視しています。僕が思う、感動やサプライズがある気絶温泉をピックアップしたのでぜひチェックしてくださいね。
【田沢温泉・山城屋】古い建物とイタリア家具のバランスが気絶するほどカッコいい!

長野県中部に位置する青木村という小さな村にある『山城屋リゾート』はラグジュアリーなプライベートリゾート。いくつかの棟で構成されているのですが、歴史ある建物をリノベーションし、そこにイタリアの家具が設えられていて、そのバランスが最高にラグジュアリーでおしゃれなんです。もうお宿全体が気絶ポイント!おしゃれな空間に身を置き、温泉で癒されながらゆっくり過ごせて食事もおいしい。女性は絶対喜ぶと思います!
【大手町温泉・星のや東京】気絶必須!月光浴しながら大都会で露天風呂

温泉に行こう!ってなった時に、大概の人はちょっと遠くの温泉地を想像すると思いますが、大都会、東京のど真ん中、大手町にいながら温泉に浸かれる『星のや東京』という意外性が1つ目の気絶ポイント。客室、こだわりの食事、お酒のペアリングに至るまで申し分なしに洗練されています。さらに素晴らしいのが最上階にある露天風呂。温泉に浸かりながら上を見上げると月が見えるんだけど、なんとも美しいの。お風呂は男女別だから一人で入るでしょう?夜中にひとりで入る月光浴温泉という至福のひとときも気絶ポイントだと思います。満月の日に行くのがおすすめです。
【山代温泉・あらや滔々庵】 温泉街をお散歩!そんな時間もサプライズに

僕、加賀市の観光大使をしていて。このお宿が大好きなのでご紹介します。温泉宿がある加賀市自体が歴史ある風光明媚な場所で、『あらや滔々庵』はお宿のどこを切り取っても絵になるすてきな場所なんです。食事も丁寧に作られているのが分かるしとてもおいしい。これらも気絶ポイントなのですが、僕的におすすめしたいのは、街散策ができるところ。僕、温泉宿に泊まったら1日は宿の食事をいただくけれど、数日滞在する場合は外に食べに行きたいんです。このお宿の周りにはいろいろとお店があるので、食事も街歩きも満喫できるのがいいんです。お宿に戻ってきて温泉に浸かるのもまた至福のとき。幸せを噛み締められます。
【西山温泉・慶雲館】なんてドラマティック!世界最古の温泉宿

ここも外国人の友達に教えてもらって知ったのですが、世界最古の温泉宿なんです。飛鳥時代の西暦705年に創業とのことで(!) もうそれだけですごくないですか?ギネスにも認定されている由緒正しきお宿なのに日本の人は案外知らないでしょう?ここは部屋のお風呂も温泉で源泉掛け流しというのも気絶ポイント。そして客室、大浴場も華美ではないけれど本当に美しい。その奥ゆかしさみたいなところも素晴らしいです。
【由布院温泉・ENOWA YUFUIN】 自然の恵みを身体いっぱいに取り込める至福の温泉宿

ここは温泉県といわれる大分県の中でも一線を画す先進性を感じる温泉宿でした。僕はお風呂が付いている部屋に宿泊したんだけど、温泉に浸かりながら湯布院の美しい山々を望むことができて感動しました。客室もモダンな佇まいでとても洗練されていて好きです。そして先進性を最も感じたのは食事。『ENOWA』は湯布院の豊かな土壌をさらに耕し、ファームを開拓。野菜やハーブなどを自分たちで育てているのです。それら、こだわりの食材を芸術的な一皿に仕上げるのが、チベット出身のシェフ。ここでしか味わえない独創的な料理はここでの滞在を色濃いものにするはずです。
由布院温泉大分県
ボタニカルリトリートをテーマに、心身を解き放ち、本来の自分に戻れる場所としてオープン。客室で過ごすとき、温泉に浸かるとき、食事をするとき、全てにおいて湯布院の自然の恵みを感じることができる、ラグジュアリーなオーベルジュ。

この記事の温泉地でおすすめの宿
由布院温泉大分県
ボタニカルリトリートをテーマに、心身を解き放ち、本来の自分に戻れる場所としてオープン。客室で過ごすとき、温泉に浸かるとき、食事をするとき、全てにおいて湯布院の自然の恵みを感じることができる、ラグジュアリーなオーベルジュ。

ちょいズラし温泉に行くメリットは、そんなに混雑していない中でゆっくり温泉を楽しめること。静かな自然の中で良質な温泉を楽しむのは最高の贅沢ですよね。