BIGLOBEモバイル導入事例ジェイアール東日本企画
掲載日:2018年09月05日
JR新潟エリアの新型電車E129系で「トレインチャンネル新潟」が放映開始し、BIGLOBEモバイルで放映内容を遠隔管理
2014年12月、新型電車E129系がJR東日本新潟エリアで運転を開始しました。通信面などの試験を経て「トレインチャンネル新潟」が2017年12月に放映開始。JR東日本の地方エリアで「トレインチャンネル」が放映されるのは初めての試みのため注目を集めています。この「トレインチャンネル新潟」の放映データの受信にBIGLOBEモバイルのデータSIMが貢献しています。
E129系は待望の新型電車
JR東日本新潟エリアには、鉄道車両製造を請け負う株式会社総合車両製作所の新津事業所があり、JRや各私鉄の車両を製作しています。東京でおなじみの山手線新車両E235系をはじめとする日本中の車両を製作していますが新潟エリアへの新車両導入は長らく計画されませんでした。2014年、地域の期待を受けて、「地産池消」とも言える新潟産・新潟向けの電車として導入されたE129系は、待望が叶った結果として受け止められています。現在は信越本線、白新線、羽越本線、越後線、弥彦線、上越線の直流電化区間で運用されています。
E129系の車両カラーは、秋の稲穂の黄金色と新潟の鳥「トキ」を彷彿とさせるピンク色でオールステンレス。国鉄時代から使われている115系の老朽化に伴い、入れ替え導入されました。
安全性と低コストを実現するために試験を繰り返し、約3年の歳月を経て実現
車両に搭載する機器にはテスト項目が多く、安全性を確保するために何度もテストが行われました。また電波が弱い山間部でも受信ができるように工夫が必要でした。
「トレインチャンネル新潟」が放映される20インチのサイネージは1両につき3画面、ドア上の鴨居部分に千鳥配置されています。ドングルタイプのモバイルルータで放映データを受信し、各サイネージにWi-Fiでデータを転送しています。放映内容は、列車運行情報やニュース、天気予報、広告が状況に合わせて更新されます。首都圏と違い、駅間の長い新潟エリアは1ロール約30分で放映されます。印刷から掲出までのコストが掛かる紙広告と異なり、デジタル広告は放映データを転送するだけ。問い合わせも多く広告受注も伸びています。
導入の経緯
このトレインチャンネル新潟のコンセプトは低予算で実現することだったため、大手携帯電話会社のSIMカードでもテストは重ねましたが、最終的にはコストを抑えられる格安SIMから選択することに。その中でも山間部に強いドコモ回線の各社に問い合わせましたが、すぐに連絡をくれやりとりもスムーズだったことからビッグローブにしました。
株式会社ジェイアール東日本企画
新潟支店媒体部 部長代理
榎並 徹 様
縦に長い新潟エリアで、安定した通信品質を確保するため、放映及び通信機器とSIMカードの様々な組み合わせを試しました。経済性と安定性が両立する、最良の組み合わせにたどり着く事が出来たと考えています。
株式会社ジェイアール東日本企画
新潟支店
井上 翔平 様
山と海に囲まれ自然豊かな新潟エリア。海岸沿いや山岳部を運行するE129系にトレインチャンネルを搭載するには安定した通信状況の確保が必要な条件でした。新潟駅から群馬県の水上駅までの山岳部で通信状況を測定をした際、他社のSIMカードに比べ通信が良かったのはビッグローブ様のSIMカードでした。またランニングコストを低く抑えられることもでき「トレインチャンネル新潟」のコンセプトにはぴったりでした。「トレインチャンネル新潟」はスタートラインに立ったばかりですので、広告 販売やコンテンツ開発など媒体価値の向上を図り、一人前のメディアになれるよう全力で取り組んで参ります。
お客さまのプロフィール
社名 |
株式会社ジェイアール東日本企画 |
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URL | |
事業内容 |
広告代理業 |
所在地 |
本社 |
資本金 |
2億5,000万円 |