BIGLOBEモバイル導入事例株式会社tacoms

掲載日:2022年12月19日

BIGLOBEモバイルが「Camel」の通信を支える

飲食店向けデリバリー注文一元管理サービス「Camel」を支援

株式会社tacomsは、フードデリバリーを提供している飲食店向けにデリバリー注文一元管理サービス「Camel(キャメル)」の開発・提供をおこなっています。
代表の宮本晴太氏が大学の友人と二人で起業したのは2019年ですが、当時、東京大学在学中だった宮本氏は、学校で食べるところが少ないという学生の不満から、学生をターゲットとしたデリバリーサービスの開発を行っていました。
その後、飲食店にヒアリングしていた際、現場の抱えるオペレーション問題に着目。事業の方向性を変えて、飲食店向けのデリバリー注文一元管理サービス「Camel」を開発し、提供を開始しました。
現在、組織やプロダクト開発の強化を行い、事業拡大を進めています。

株式会社tacoms代表取締役社長 宮本晴太氏

お話を伺った方 株式会社tacoms代表取締役社長 宮本晴太氏

デリバリー注文一元管理サービス「Camel」 導入前の課題

複数のフードデリバリーサービスの導入で、店舗側のタブレット管理が大きな問題に

コロナ禍で飲食店の多くが売上拡大の施策として、イートインだけではなくデリバリーやテイクアウトなどの店外注文をうまく取り入れ、事業を行っていく必要に迫られています。
しかし、さまざまなフードデリバリーサービスを導入すると、サービスごとに注文受注用のタブレットを用意したり売上管理が必要になったり…といった問題が発生します。
特に店舗で働く従業員は、複数の端末を使い分け、それぞれの操作を覚える必要がありました。サービスが多いと従業員のオペレーションが増え、人手不足につながります。

「Camel」は、Uber Eatsや出前館、Woltなど、複数のデリバリープラットフォームからの注文を1台のタブレットで受注し、一括管理ができるシステムです。
このようなデリバリー注文一元管理サービスを提供することで、複数のタブレットを操作しなければならなかった従業員の負担を軽減し、効率的にデリバリーに対応することが可能となります。
また「Camel」は店舗のPOSシステムと連携すれば、シームレスな売上の集計を行えます。

デリバリー注文一元管理サービス「Camel」の利用イメージ

デリバリー注文一元管理サービス「Camel」の利用イメージ

デリバリー注文一元管理サービス「Camel」 導入の決め手

飲食店と協力してAPI連携を実現!POS連携で売上分析も可能

デリバリー注文一元管理サービスを提供するにあたり、課題となるのがデリバリープラットフォーム側とのAPI連携です。宮本氏はAPI連携を行うにあたり、店舗側から要望を出してもらい、コミュニケーションを取りながら一緒に協力してこの課題を乗り越えました。
その成果もあり、2022年12月1日時点で「Camel」は大手飲食店から個人の飲食店まで全国各地約6,000店舗に導入されています。

「Camel」には店舗オペレーションを回す上で必要な細かい機能まで、現場の運用を見越して実装されています。これは宮本氏が、店舗スタッフが真に使いこなせるプロダクト開発を目指し、苦労しながら作り上げました。
さらに本部向けの機能として、売上比率の割り出しや集計が行えるほか、店舗のPOSと連携することで、デリバリー経由の売上をダッシュボードでグラフ化し、分析することができます。
その他、24時間対応のコールセンターがあり、チャット対応が難しい店舗から評価されています。

デリバリー注文一元管理サービス「Camel」のサービス画面

デリバリー注文一元管理サービス「Camel」のサービス画面

BIGLOBEモバイルの採用

SIMカード毎の稼働状況が確認しやすいことと利用開始までの対応の早さを高く評価

BIGLOBEモバイル導入前は、SIMを使わず店舗内に設置されたWi-Fiを利用してネットに接続していました。しかしネット環境のない店舗も多く、そのような店舗でも「Camel」を導入できるようにSIM対応をはじめました。
BIGLOBEモバイルの一番の魅力は、管理画面でSIM毎に任意の名称のIDをつけることで、どのSIMがどの店舗で使用されているか把握できる点です。
現在、さまざまな店舗でSIMを利用していただいています。
飲食店としては、常時稼働していることが大事ですので、もし不具合が起きたらなるべく早く対応しなければなりません。
その際、管理画面でSIMを特定できるため、こちらも迅速に対応できます。

宮本氏:追加でSIMの手配が必要な場合、BIGLOBEモバイルは手配が早く、申し込み後2~3日でSIMが届くため、対応の早さに関しても満足しています。「Camel」を提供しているクライアント様から急に新店舗へ追加導入したいとご要望をいただいた場合でも、申し込みから発送が早いため、クライアントのビジネスチャンスを極力逃すことなく導入を進めることができるので安心です。

今後のプラン

消費者のデリバリーニーズに応えられる「Camel」へ進化

株式会社tacoms代表取締役社長 宮本晴太氏

株式会社tacoms代表取締役社長 宮本晴太氏

デリバリー注文一元管理サービス「Camel」は、モノを運ぶイメージのあるラクダをモチーフに、「楽だ」という意味を掛け合わせてネーミングしました。
今後、メニュー管理といった新機能や連携できていないサービスとの連携など、飲食業界におけるさらなる拡大を目指して、継続的に取り組んでいきます。
また、小売店などのデリバリーサービスのサポートもしていきたいと考えています。
消費者のデリバリーニーズに応えられるように、飲食業界向けのサービスを深堀しつつ、小売など他の業界にもサービス展開をしていき、二軸で事業を進めていきたいと思います。

  • 本サイトに掲載された社名、商品名、サービス名、ロゴマークは各社の商標または登録商標です。

お客さまのプロフィール

社名

株式会社tacoms

URL

https://www.camel-delivery.com/

所在地

〒103-0012
東京都中央区日本橋堀留町1-8-11 日本橋人形町スクエア9階

ご利用サービス

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導入サービス・製品 モバイル
業種 情報通信, 飲食・観光・サービス