BIGLOBEモバイル導入事例名鉄百貨店本店
掲載日:2018年09月05日
中国で急速に拡大するQRコード決済の導入でインバウンド売上が拡大
2016年の秋に大人の女性たちの“私の店”を目指し、7階にあった「大人の女性」向けの人気衣料品店を3階へ移動。名鉄百貨店本店はイメージを一新しました。中部国際空港から電車でアクセスしやすい名鉄名古屋駅の真上という好立地のため、海外からの観光客も急増しています。
特に中国人観光客が化粧品や食料品を購入する光景は名鉄百貨店本店でも当たり前になりました。2015年に発表された「訪日外国人消費動向調査」(観光庁調べ)では、1人あたりの買い物の金額はなんと約16万円。名鉄百貨店本店でも消費拡大を目指し、中国人観光客向けのモバイル決済を導入することにしました。BIGLOBEモバイルのSIMカードがささったモバイル決済端末「StarPay」が売上拡大に貢献しています。
モバイル決済端末「StarPay」はすぐスムーズに使えるようになった
中国人はキャッシュレスが一般的で、「WeChat Payment(ウィーチャットペイメント)」や「Alipay(アリペイ)」と呼ばれるQRコードによるモバイル決済や銀聯カードと呼ばれるカード支払いが主流です。中でもテンセント社が運営する「WeChat」はほとんどの中国人がアカウントを持つほどの巨大SNSで、そのアカウント数は13億。利用者の多くが「WeChat Payment」を利用しています。
「Alipay」と合わせるとスマホを持つほとんどの中国人がこれらのQRコード決済を利用できると言っても過言ではありません。
名鉄百貨店本店を訪れる、中国人観光客のお目当ては化粧品。そこで名鉄百貨店本店は、化粧品売り場の他、店内9カ所に中国人観光客向けのQRコード決済の導入を決定しました。導入前には、システム担当者がデモ用のモバイル決済端末「StarPay」を使って店舗スタッフ向けに研修を実施。最初は操作に戸惑う人もいましたが導入1週間後にはほとんどの人がスムーズに操作できるようになりました。
「名鉄百貨店本店でWeChat PaymentやAlipayが使える」
という口コミが広がり売上も拡大
売り場に導入した初日に「WeChat Payment」と「Alipay」のロゴが入ったポップをレジ周りに配置。すると初日からこの決済方法を選ぶ人が登場しました。キャンセル処理も簡単でお客さまに分かりやすい画面設計。「名鉄百貨店本店でWeChat PaymentやAlipayが使える」という口コミが広がり売上も拡大。免税品の売り上げは大幅な増加を続けています。百貨店では集中レジで決済することが多いですが、このモバイル決済によってお客さまの目の前で決済ができるようになり業務効率化にもつながっています。
導入の経緯
モバイル決済端末の導入を決定し、通信会社の選定を開始。価格や信頼度で比較し3社に絞り込みました。見積りをWebから依頼したところ、すぐに相談に乗ってくれたのはBIGLOBEだけでした。また店内で圏外になってしまう通信会社もありましたが、ドコモ回線を利用しているBIGLOBEはどこでもつながり安定していたことも決め手になりました。
株式会社名鉄百貨店業務部
IT担当部長
長坂 広行様
弊社においても、中国人観光客の売上シェアは年々増え続けており、ウィーチャットペイやアリペイの導入により簡単でスピーディな決済、また、SNSによるお店の口コミ拡散が更なる売り上げ拡大につながると期待しています。
今回はBIGLOBE様ならびにペイメント会社様、弊社担当者のご協力と調整のおかげで、一台の端末にウィーチャットペイとアリペイのアプリを両方搭載し、店頭オペレーションやランニングコストの効率化を図ることができました。
お客さまのプロフィール
社名 |
株式会社名鉄百貨店 |
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URL | |
事業内容 |
百貨店 |
所在地 |
〒450-8505 名古屋市中村区名駅1-2-1(本店/本館・メンズ館) |