Pattern Style CMS導入事例立正大学
公式サイトでクラウド型CMSを導入し、情報発信が活性化
コストも30%削減を実現
2012年に開校140周年を迎えた立正大学では、来訪者の見やすさや使いやすさを高めるため、大学情報や入試情報などを提供する公式サイトの刷新を決断。Webサイトの運営に必要な機能を完備したクラウド型CMS「Pattern Style CMS」を導入しました。その結果、だれもが簡単にコンテンツの作成・更新ができるようになり、情報発信の活性化を実現。さらにサーバ運用はビッグローブが行うためサイトの運営に伴う負荷を大幅に軽減、運用コストも約30%削減することに成功しました。
大学の情報発信を担う公式サイトは情報過多で、ユーザビリティが低下していた
立正大学 文学部社会学科教授
情報メディアセンター長
友永 昌治 氏
大学間の競争が激化する中、情報発信の重要度が増しています。「“大学を目指す”時代から“大学を選ぶ”時代へと変わりつつあり、大学の特色をいかにアピールするかが大きな課題になっています。」と立正大学で情報システムの運営管理を担う情報メディアセンター長の友永 昌治氏は言います。
特に受験生とその保護者にとって、公式サイトは教育理念や学習環境などを詳しく知るための貴重な情報源。常に最新の情報を提供し、大学の”今”を伝えていくことが大切です。そのためには”見やすさ”や、必要な情報にすぐに辿りつける”使いやすさ”も重要な要素となります。
立正大学 学長室政策広報課
政策広報担当課長
渡辺 紀子 氏
立正大学の公式サイトには情報メディアセンター、政策広報課、入試課が管理する大学全般の情報のほか、各学部や大学院の紹介情報も掲載されており、発信する情報量は膨大です。従来はそれぞれの部門が個別にコンテンツの作成・更新を行っていたため、デザインや情報の見せ方に統一性がなく、来訪者にとって使いにくい構成になっていました。「例えば、別のページに同じ情報が重複していたり、古い情報がそのまま残っていることもありました。」
運用上の課題もありました。「コンテンツはHTMLベースで作成していたため、専門知識を持った職員しか作業できず、コンテンツの作成や更新に膨大な時間がかかっていました。また以前はレンタルサーバ上でWebサイトを自社構築・運用しており、サーバ保守の工数や運用コストも増大していました。」と政策広報課で担当課長を務める渡辺 紀子氏は語ります。
CMSの高い利便性と柔軟なクラウド基盤を評価
“大学の顔”ともいえる公式サイトが整理されていない状況は、それだけで大きなイメージダウンになりかねません。公式サイトをより見やすく、使いやすくするとともに、運用管理の手間を軽減するにはどうすべきか。その解決策として公式サイトの運用基盤に採用したのがビッグローブのクラウド型CMS「Pattern Style CMS」でした。
Pattern Style CMSは高品質なクラウド基盤「BIGLOBE Webホスティング」と、国内最大級の導入実績を持つ株式会社フレームワークスソフトウェアのCMS「WebRelease 2」を組み合わせたサービス。柔軟なクラウド基盤上で、コンテンツの作成・管理を容易に行えるのが特徴です。しかも、提供されるCMSは文章や画像を登録するだけで整ったレイアウトのコンテンツを生成するため、HTMLに関する専門知識がなくても利用できます。ページの構成要素も自由に設定でき、デザイン性の高いコンテンツを容易に作成することが可能です。
立正大学の公式サイトには情報メディアセンター、政策広報課、入試課、各学部の情報が網羅されているため、それぞれの担当者がPattern Style CMS にアクセスし、コンテンツの作成・更新を行う仕組みを採用。これにより、タイムリーな情報発信が可能になりました。またPattern Style CMSは、ビッグローブがサーバの運用・監視なども代行するため、手間をかけずにWebサイトの安定稼働を実現しました。
立正大学の公式サイト運用イメージ
“旬”の情報をタイムリーに発信、運用基盤の柔軟性・可用性も向上
立正大学はPattern Style CMSの採用により、さまざまなメリットを享受しています。まず挙げられるのが、コンテンツの作成・更新が容易になったことです。公式サイトは大学の最新情報やイベント案内なども告知するため、1日に最低1回は更新作業が必要です。入試やオープンキャンパスの情報、大学が主催する講演会の案内といった情報提供も頻繁に行われます。以前はHTMLの専門知識を持った職員に依頼しなければならなかったため、公式サイトにアップされるまでに時間がかかることがありました。しかし、今では職員が直接CMSを操作し更新作業を行います。「“旬”の情報を、これまで以上にタイムリーに提供できるようになりました。誰でも操作できるので、職員のスキルアップや情報発信に対する意識の向上にもつながっています。」と渡辺氏は言います。
コンテンツの見やすさも向上し、当初課題だったサーバやシステムのメンテナンスをせずに済むようになった点も大きいと友永氏は強調します。「CMSのテンプレート(サイトの雛形)を使って主要ページのデザインを統一しました。その結果、以前のような雑然とした印象は解消されています。セキュリティパッチの適用やバックアップなどの作業も自分たちで行う必要がなくなり、レンタルサーバで運用していた場合と比べてサーバの運用コストは約30%削減との現場からの報告を受けています。」
加えて、新たにサーバを追加しなくてもリソースの増強で対応できるため、コスト負担を最適化できたことも重要なメリットです。同大学では標準で提供される10GBのリソースに加え、公開用WebサーバとCMSサーバに10GBのリソースを追加。それぞれ20GBにリソースを拡大し、コンテンツ数やアクセス数の増加に柔軟に対応できる環境を整えています。「学外からでもセキュアにアクセスでき、災害時でもビッグローブの堅牢なデータセンターでWebサイトの安定稼働を維持できるため、情報発信を継続することができます。」と友永氏は評価します。
情報発信ルールの徹底に向け承認機能の活用も視野に
立正大学では今後、Pattern Style CMSの全学的な利用と実装機能の有効活用を促進していく予定だと言います。「例えば、各学部共通のテンプレートを適用すれば、どの学部にアクセスしても同じようなインターフェースで利用でき、来訪者の利便性はさらに向上します。標準で備わる承認機能を使えば、コンテンツの作成・更新の承認スキームも容易に確立することが可能です。管理者の承認を得てから、コンテンツをアップするようにすれば、情報発信ルールの徹底が図れます。」と友永氏はPattern Style CMSに期待を込めます。Pattern Style CMSの採用により、効率的でタイムリーな情報発信を実現した立正大学。今後はこのメリットを最大限に活かし、大学が持つ“知の財産”を広く社会に向けて発信していく方針と言います。
お客さまのプロフィール
社名 |
立正大学 |
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URL | |
事業内容 |
8学部・15学科・7研究科からなる総合大学。 |
所在地 |
本部、大崎キャンパス |
関連サービス
クラウド型CMS 「Pattern Style CMS」 |
クラウド型CMS「Pattern Style CMS」は多くの制作会社から、御社の業種、ニーズにあったリニューアルデザインを提案します。コンテンツ制作から運用・保守までをオールインワンで提供しているので、リリース後のサーバ保守、セキュリティ対策も安心。運用担当者が楽にWebサイトを運用できるよう運用スタイルを変えることができます。 |
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