BIGLOBEクラウドホスティング導入事例株式会社ユニテック
掲載日:2025年02月03日
東証上場の老舗ゼネコン、植木組のグループ会社である株式会社ユニテックは、建設業を主体に流通、物流・製造など幅広い業種のITソリューションを提供するシステムインテグレーターです。
建設業向けERP基幹ソリューション「BUILD-U21」でBIGLOBEクラウドホスティングを導入している同社社長の室岡忍氏と製品開発を主幹する杉澤初美氏に、選定の理由と導入効果、顧客企業の反応などを聞きました。
株式会社ユニテック 代表取締役社長 室岡 忍 氏
BCP対策が急務の建設業にベストマッチのクラウド基盤
ユニテックは、「イノベーションによる挑戦と創造」を企業理念に掲げるシステムインテグレーターです。1985年の創業以来、約40年にわたって多様なITニーズに対応してきました。企業の経営資源を適切に管理するERPシステム、基幹システム系ソリューションの開発・販売に加え、SE支援やIT関連商材の販売も手がけています。
製造業や流通業なども含め多彩な業種の企業を支援していますが、140年の歴史を持つ東証上場のゼネコン、植木組の電算部門から分離独立した経緯もあり、やはり建設業の支援を得意としていると代表取締役社長の室岡忍氏は話します。
「建設業は、会計原則が一般企業と異なります。建設工事は長期間にわたるため、工事ごとに原価を計算し、進行状況に応じて収益を計上しなくてはなりません。
当社のSEには『建設業経理事務士』の資格取得者が多数いますので、お客さま企業と会計基準での工事損益・収益の対話ができるところが強みです。売上高数億円から数百億円、1,000億円超まで幅広いお客さまをご支援しています」 (室岡氏)
担当者を原則として固定することで、課題を適切に把握して最適な支援を可能にしているのも、顧客企業から信頼を集める理由です。創業直後から約40年にわたって支援を続ける顧客もいるなど、長期利用者が多いのもそのためでしょう。
だからこそ、押し寄せるクラウド化の波に対応したクラウド基盤の選定は重要でした。建設業は、BCP対策が公共事業の評点にもなってきているため、クラウド化が急務だからです。また、ただでさえIT人材が不足している中で、売上高100億円規模の建設会社はどうしてもIT運用体制が薄くなりがちでした。
「情報システム部門のご担当者が比較的高齢だったり、サーバ専任担当者がいなかったりするお客さまでも、安心してクラウド移行できるようにしないといけませんでした。そこで、10年以上前からセミナーを受講するなど、つながりがあったビッグローブさんに相談し、『BIGLOBEクラウドホスティング』の導入を決めました」 (室岡氏)
「奉行シリーズ」との連携や見積りのとりやすさも導入の決め手
ホスティングサービスが多数ある中で、同社は「BIGLOBEクラウドホスティング」を"決め打ち"で選びました。その理由について、室岡氏は次のように説明します。
「まず、Microsoft SQL Serverがプリセットされているのが大きかったです。当社もMicrosoftに準拠していますので、ビッグローブさんとはマッチ度が非常に高かったというのがあります。
もうひとつ決め手となったのは、『勘定奉行』との親和性が高いことです。建設業界でも『勘定奉行』は非常によく使われており、当社ERP『BUILD-U21』も連携できるようになっていますので、エンドユーザ企業にとってメリットが大きいと判断しました」 (室岡氏)
「BIGLOBEクラウドホスティング」には、オンプレミスの『奉行シリーズ』などの業務システムをスムーズにクラウド移行できるよう、あらかじめインストールや設定を済ませた『業務サーバパック®』があります。そのため、IT運用体制の薄い顧客企業に対してもスピーディな提供を実現できました。
「コントロールパネルからシンプルな操作のみで利用開始できるうえ、料金シミュレータがWebに用意され、簡単にお客さまのモデル選定や見積りができて、価格感が合わせやすいのも魅力でした」 (室岡氏)
この使い勝手の良さは、導入時だけでなく日常の運用でも発揮されていると製品開発を主幹する第一ITイノベーション事業部マネージャーの杉澤初美氏は明かします。
「『ライセンスの変更がコントロールパネル上ですぐできるので、簡単で助かる』という声は多くのお客さまからいただいています。
簡単なだけでなく、一般的にライセンスの購入はある程度の数をまとめないとできない場合が多いですが、『BIGLOBEクラウドホスティング』は1ユーザ単位で変更できるのも好評です。
料金シミュレータを活用しながら、あらかじめ試算ができるのでお客さまへのご提案もしやすく助かっています」(杉澤氏)
スピーディで手厚いサポートは、「国産」ならではの安心感
国産ならではの充実したサポートも、「BIGLOBEクラウドホスティング」を導入して良かった点だと杉澤氏は話します。
「日常的な運用でトラブルはほとんどありませんが、何かあればスピーディに対応いただけるので、非常に満足しています。メールでの対応だけでなく、内容によっては電話でやりとりしていただけるので助かっています」 (杉澤氏)
少子高齢化を背景に、どの業界でも人手不足が深刻化している今、導入から運用までエンドユーザの負担を少なくすることは非常に重要です。必要な機能をパッケージ化し、高度IT人材でなくとも簡単に運用できる「BIGLOBEクラウドホスティング」は、その点でも顧客企業に安心を提供できていると室岡氏は力を込めます。
「人手が足りない中で、お客さまにストレスなくERP基幹システムを運用いただけるのは非常に大きいです。特に建設業は、いわゆる2024年問題への対応もあり、勤務時間を圧縮して生産性を高めることが課題です。すでに、当社の製品は『BIGLOBEクラウドホスティング』に乗せたものをファーストで提案していますが、今後さらにデジタル化が加速する中で、省人化・省力化のニーズは高まっていくと思いますので、ビッグローブとのパートナーシップを強化してお客さまに貢献していきたいと考えています」 (室岡氏)
本記事では、株式会社ユニテックが提供する建設業向け基幹系ソリューションERP「BUILD-U21」の「BIGLOBEクラウドホスティング」活用における、導入・構築などのソリューション強化とサポート体制についてご紹介しました。
今後も株式会社ユニテックが誇るITソリューションを通して、お客さまの業務支援・成長に大きく貢献していくでしょう。
お客さまのプロフィール
企業名 |
株式会社ユニテック |
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事業内容 |
・建設業向けを中心とした業種別基幹業務パッケージソフトウェアの開発・販売 |
URL | |
本店所在地 |
〒945-0055 新潟県柏崎市駅前2-1-19 |
本社所在地 |
〒101-0042 東京都千代田区神田東松下町41-2 |
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