コラム・活用事例運転日報の役割とテレマティクスによる運用向上

キーワード 車両運行管理, IoT・M2M
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社用車や営業車など会社所有の車を使ったら、その都度、運転日報を作成する必要があります。
意外と面倒なものですが、今回は運転日報の役割をあらためて確認し、なぜ必要なのかを再確認するとともに、どのような事項を記録しておくべきなのかを具体的に確認していきます。また、運転日報の活用法や、高度な安全運用をかなえるテレマティクスについても紹介します。

社用車と運転日報イメージ

運転日報の役割

社用車を所有する企業であれば、たいてい運転日報を作成しているわけですが、そもそも運転日報とはどのような位置づけにあるのでしょうか。運転日報の役割や記録すべき項目、また、活用法についても紹介します。

法令遵守のための帳票

運転日報は法律で作成が義務づけられている帳票で、社用車を使ったらその都度記入しなければなりません。
道路交通法の規定(第七十四条の三)により、事業用の社用車を一定台数以上保有する企業は、道路交通法の規定により、安全運転管理者の選任をしなくてはなりません。また、安全運転管理者が行うべき業務内容も別途規定されており(道路交通法施行規則第九条の十)、そのひとつに「運転日誌の備付、記録」があります。
事業用の社用車の管理・運用を行う安全運転管理者の選任や、運転日報作成が義務づけられる条件は、以下の台数以上の社用車を保有している場合になります。該当する場合には運転日報の作成が必要となります。

安全運転管理者の選任が義務づけられる台数

乗車定員

安全運転管理者の選任が必要な車両台数

1~10人

5台以上
自動二輪(原動機付自転車を除く)は1台を0.5台として換算

11人~

1台以上

運転日報に記載すべき事項

運転日報には、法令上、最低限記載すべき事項が定められています。社用車には営業車両や運搬用トラックなどさまざまありますが、ここでは一般事業会社と、貨物輸送を主とする運送業者に分けて紹介します。

業種

運転日報に記載すべき事項

一般事業会社

・運転者名
・運転開始及び終了の日時
・運転距離
・その他(自動車の運転状況把握に際して必要な事項)

貨物自動車運送事業者

・運転者名
・自動車登録番号その他の当該事業用自動車を識別できる表示
・運転開始及び終了の地点及び日時
・主な経過地点及び運転距離
・運転を交替した場合、その地点及び日時
・休憩又は睡眠をした場合にあっては、その地点及び日時
・貨物の積載状況(車両総重量が八トン以上又は最大積載量が五トン以上の普通自動車である事業用自動車の場合)
・事故又は著しい運行の遅延その他の異常な状態が発生した場合、その概要及び原因
・第九条の三第三項の指示があった場合にあっては、その内容

「貨物自動車運送事業輸送安全規則第八条」参照

効率運用を目的とした記録

運転日報とは法律で規定された帳票ではありますが、もともとは社用車の安全な運用を目的として作成されるものです。また、運転日報には法律で規定された項目のほか、自社の運用実態に即した項目を設定・記入できるため、社用車の効率的な運用のために利用することもできます。

効率運用のために設けたい項目

社用車の利用状況

社用車が実際に利用されているかどうかを記録します。運転者や利用時間が主な記載項目となり、社用車の利用実績の把握のために設けます。

経費

ガソリン代や給油先などを設定し、適切な燃料調達先の選定、また、燃費管理の資料としても有用です。

用途

社用車の使用目的や行き先を記入し、行き先と走行距離が適正かを判断します。能率的な交通手段として適切か、不正使用の抑止にも使えるでしょう。

社用車管理

利用前後の日常点検の結果や走行時の所見を記入します。普段とは違うにおいや音、振動といった、運転者が気づいたちょっとした変化を報告させることで、重大な故障を引き起こす前に対処ができます。余計なメンテナンスコストを抑え、事故を未然に防ぐこともできます。

運転日報の記録方法とテレマティクスによる運用向上

運転日報は利用の都度記録することが義務づけられており煩雑なものですが、システマチックに記録する方法もあります。社用車の台数や利用頻度が多いならば、ITを使った運用も検討しましょう。

運転日報の記録

運転日報の記録方法

手動で記録

市販の用紙

一番導入しやすく、簡易的な管理に使えるのが市販の運転日報用紙です。法定上必須の項目に点検項目、走行距離、給油状況など最低限の項目の記録ができます。社用車の台数が少なく、利用頻度が低めの場合は有効な記録方法です。

自動で記録

デジタコ(デジタルタコグラフ)

デジタコ(デジタルタコグラフ)とは運行時間中の走行速度などを記録するもので、貨物運送用のトラックに搭載するものです。一般の会社ではほぼ使うことはありませんが、一定重量以上の事業用トラックにはタコグラフの搭載が義務づけられています

テレマティクス(専用端末)/スマホアプリ

最近はITを活用した運転日報の自動記録システムや管理システムがあり、車両の運用や情報提供に特化した専用端末(テレマティクス)やスマホアプリもあります。運行記録はシステムが自動的に行い、利用状況の分析も容易です。

テレマティクス利用で一歩進んだ管理を

テレマティクスとは、乗用車や輸送車両に搭載された情報通信システムのことで、社用車の運行状況をリアルタイムで細かく記録・把握できます。そのため、運転日報作成の自動化だけでなく、運転者の走行状況の記録・チェックも可能です。日報作成の手間がないため社員が本来の業務に専念できるだけでなく、運転者自らが記述する運転日報では測れない詳細で正確なデータを抽出し、社用車の安全運用のために利用できます。

また、テレマティクスのシステムでは運転者の運転傾向が分かるので、運転者個々に合わせた安全運転指導に利用することも可能です。また、急ブレーキや速度超過など、危険走行が起こった地点を記録できるため、運転者に共通で発生する「危険ポイント」をピックアップし、運転者に注意を促したり走行ルートの見直しを行ったりするなど、安全運行のための資料とすることもできます。また、車両の所在が分かるため、運転者が万一事故に遭った際にどこにいるのか特定することも可能です。いざというときに、社員の安全を守るツールとしても役立ちます。

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ビッグローブ 法人編集部

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