CMSの種類と特長、自社サイトに適したCMSはどれ?
掲載日:2019年09月19日
更新日:2023年12月21日
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Webサイトの運用を効率化し、担当者の負担を減らすCMS(Contents Management System)。市場には多種多様なCMSが存在しますが、大きく分けるとオープンソース型と商用型、そしてクラウド型の3種類あります。それぞれの特長と、どのようなWebサイトに適しているのかを解説します。
CMSの種類
コンテンツを管理するCMSは、Webサイトの運用を効率化する便利なシステムです。HTMLやCSSの詳しい知識がなくてもWebサイトを作成、更新でき、外部の制作会社に頼まなくても自社でWebサイトの運用が可能になります。制作会社に外注しなくてもいいということは、コストが削減できるだけでなく、何かあったときにすぐに更新や修正ができるということでもあります。
現在、世の中に流通しているCMSは非常にたくさんありますが「オープンソース型」と「商用型」に大別できます。これは、無料ツールと商用の有料ツールという分け方もできますが、機能や扱えるサイト規模にも違いがあります。
また、システムを構築するインフラをどのように用意するかという観点で、ハードウェアを自社で保有する「オンプレミス型」と事業者が提供するサービスを利用する「クラウド型」という分類も重要です。それぞれについて、以下に特徴をまとめます。
オープンソース型CMSの特長
オープンソースとは、「プログラムソースが公開されていて誰でも利用・改編できるライセンス」のことです。有名なものだと、「WordPress」「Drupal」「Joomla」などがあります。プログラムが公開されているということは、プログラム開発の技術力さえあれば、何にでも対処可能ということですが、なかなかそこまでできる資源や時間のある企業はあまりないでしょう。また、オープンソース型の特長として利用者の多い有名CMSならばインターネット上に多くの情報があり、トラブルが生じた場合にはインターネット上で検索できる対処法を活用しながら自社で対処可能です。オープンソース型の主なメリット、デメリットは以下のとおりです。
メリット |
・ライセンス料不要 |
---|---|
デメリット |
・サポートがないため大規模サイトに不適 |
商用型CMSの特長
一定以上の大規模サイトを作る場合は、何か起こった際のサポートが充実している商用型のCMSを選ぶ必要があります。「MovableType」「WebRelease2」「PowerCMS」などが代表的な商用型CMSです。商用型のCMSでは、要件に応じて必要な機能を盛り込んだシステム開発を行います。CMSベンダーとシステム開発会社が連携して構築するため、不具合の心配は軽減されますし、CMSのバージョンアップの際は、下位互換が保証されます。ただし、CMSが推奨する機能要件を考慮してインフラを選ばないと、遅い、重い、ディスク容量不足など、かえって不便になることもあるので注意が必要です。ツールのライセンス料が必要ですが、オープンソースにはない以下のようなメリット、デメリットがあります。
メリット |
・多様な機能 |
---|---|
デメリット |
・開発期間の長期化 |
クラウド型CMSの特長
クラウドとは、「インターネット経由で、サービスとして利用する」環境のことです。GmailやMicrosoft 365のようにアプリケーションをインターネット経由で利用するSaaSもクラウドの一種ですが、CMSをクラウドで利用する場合は、コンピューティングリソースをインターネット経由で利用するIaaSの形態となります。。必要なリソースを指定して利用できるので、無駄のない運用が可能です。
クラウド型CMSのメリット
① 初期投資が低い
クラウド型は、利用した分だけ料金を支払うのが普通です。このため、サーバ調達やシステム構築といった初期投資が、オンプレミス型に比べて低くなります。また、オンプレミス型では、ハードウェアの調達、セットアップ、インストール、動作確認などが必要です。複雑な構成の場合はさまざまな検証を行ってようやく本稼働に至るなど、工数も多くなります。クラウド型ならば動作確認済みの機能がサービスとして提供されるので、比較的簡単に使い始めることができます。
② 拡張しやすい
システムの運用を始めた後で、利用者が急激に増えたり、アクセスが集中してパフォーマンスが落ちたりした場合に、オンプレミス型であればサーバを追加しなければなりません。もう一度予算をとるのが難しい場合もあるでしょうし、最小単位がサーバ1台なので、それではオーバースペックということもあります。クラウド型の場合は、小さな単位で簡単にリソースを追加できます。そして、使わなくなったら削除することもできます。
③ メンテナンスフリー
オンプレミス型では、サーバの調達やインストールが必要なだけでなく、OSの更新やセキュリティアップデートをして常に最新の状態に保つなど、日常的なメンテナンスも必要になります。クラウド型は、インフラのメンテナンスはクラウド事業者側でやってくれるので、常にセキュアな状態で、不具合も発生しにくいというメリットがあります。
ハードウェアを安定的に動作させ続けることや、常にセキュリティアップデートを怠らずセキュアに保つことは、専門のIT部署でも面倒なことです。広報やマーケティング部門でCMSを導入するならば、なおさら手が回らないことでしょう。クラウド事業者が動作確認済みで、安定して稼働し続けているという実績があり、セキュリティも担保されているインフラで提供されるクラウド型は、Web担当者がWebの施策だけに集中するためにもお勧めの選択肢です。
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