BIGLOBEモバイル導入事例株式会社日立ソリューションズ・クリエイト

キーワード IoT・M2M
導入サービス・製品 BL-02, モバイル
業種 情報通信

バイタルデータのリアルタイム取得実証実験 に「BL-02P」を採用

ICTで培った技術でシステムインテグレーション事業を展開する日立ソリューションズ・クリエイトは、2019年11月に開催された女性レーシングドライバーによるラリー大会「L1 RALLY in 恵那2019」において、ドライバーのバイタルデータをリアルタイムで取得する実証実験を行いました。時速100キロを超えるラリーカーの車内、しかも測定時間が8時間を超える中、毎秒のデータをクラウドに送り続けるこの実験で、データをクラウドに送信するゲートウェイとして、ビッグローブの小型IoTデバイス「BL-02P」が採用されました。

「L1 RALLY 恵那2019」のスタート地点。恵那市公式キャラクター「エーナ」も応援に駆けつけ盛り上がった。

「L1 RALLY 恵那2019」のスタート地点。恵那市公式キャラクター「エーナ」も応援に駆けつけ盛り上がった。

長時間使用でもバッテリーは問題なし。使い勝手の良さを実感

「L1 RALLY in 恵那」で行った実証実験を詳しくみてみましょう。このレースは岐阜県恵那市役所からスタートし、公道と5つの競技区間で構成された約160kmの道のりを走行するものです。各区間で1台ずつタイムアタックし、その積算タイムで勝敗を争いました。

恵那市の公道と山間部のコース地図。 スタートの様子(左)

恵那市の公道と山間部のコース地図。 スタートの様子(左)

実証実験の目的は、3台の車中のドライバーと隣に乗車するコ・ドライバーが着用したセンシングウェアのバイタルデータを車中に取り付けられたBL-02Pをゲートウェイとして、クラウドにデータを送出できるか確認することでした。BL-02PからもGPSや加速度情報等も提供し、1秒に1回、リアルデータを送出できるか試されました。

バイタルセンサー、GPS、加速度情報収集、分析のイメージ

バイタルセンサー、GPS、加速度情報収集、分析のイメージ

コ・ドライバー席の足元に固定されて取り付けられた「BL-02P」。ドライバーたちと共にレースを闘い抜いた。

コ・ドライバー席の足元に固定されて取り付けられた「BL-02P」。ドライバーたちと共にレースを闘い抜いた。

実証実験の結果は見事成功でした。モバイル通信機能、GPS情報の取得はバッテリーを消費するため、最も懸念していたのは「BL-02P」のバッテリーが持つかどうかでした。しかし、8時間を超えるレースの間、1秒に1回データを送出し続けることができました。「実はバッテリーが持たないケースを想定してデータ送出を5秒に1度に変更する機能も作っていたのですが、必要ありませんでした」と語るのは、この実証実験のシステムを担当した池田氏です。またクーラーのない暑い車内でも動作に問題は出ませんでした。

「BL-02P」が選ばれた理由は他にもありました。「ビッグローブから提供されたリブートアプリが役立ちました。SMSを送ることで端末の再起動ができる機能です。データが届かない場合、センサーの問題なのか、アプリの問題なのか、遠隔からでは分かりません。そこで応急処置として、BL-02Pのリブートをかけられるは助かりました。スマホにはない機能で、「BL-02P」の使い勝手の良さを実感しました」(池田氏)。

IoTで社会貢献、今後はソリューション化も検討

今回、日立ソリューションズ・クリエイトがこの実証実験を行った経緯について、本プロジェクトの責任者を務めた小原氏にお伺いしました。
「女性ドライバーの育成やモータースポーツの普及という大会の理念に賛同したのはもちろんですが、特にドライバーの健康管理に関わるバイタルデータをリアルタイムで確認したいというニーズに、弊社の技術力で協力できると考えて参画しました」(小原氏)。既にセンサーデータをクラウドにアップロードしリアルタイムに確認するというソリューションの経験はありましたが、レーシングドライバーのバイタルデータは初めてのため、試行錯誤もありましたが、DevOps開発手法の研究にも役立ったこのプロジェクトには手応えを感じているといいます。この結果を糧に将来的な事業化やプラットフォーム化を検討していきたいとのことです。

今回、取材にご協力いただいた皆さま

今回、取材にご協力いただいた皆さま

導入の経緯

ビッグローブから「BL-02」(当時)の紹介を受けたことがあり、ソリューション活用の可能性を感じました。この実証実験の話が持ち上がったとき、最初は個人のスマホを活用することも考えましたが、Android OSのバージョンを平準化できないこともあり、ゲートウェイの専用機器も考えた時に「BL-02P」の活用が浮上しました。今回の実証実験の結果、「BL-02P」の使い勝手のよさを実感したので、今後の事業化でも活用を検討していきます。

お客さまの声

株式会社日立ソリューションズ・クリエイト プラットフォームソリューション事業部第1ソリューション本部第3部 GL主任技師 小原 博利様

株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
プラットフォームソリューション事業部
第1ソリューション本部第3部
GL主任技師 小原 博利氏

弊社は、センサーから情報収集し分析するIoTソリューションの提供実績が多数あります。今回、ドライバーのバイタルデータをリアルタイムで確認したいというニーズに、弊社の技術力で協力できると考えて参画しました。今後、作業労働者の見守りなど、様々な場面に活用できると考えております。

株式会社日立ソリューションズ・クリエイト プラットフォームソリューション事業部第1ソリューション本部第3部ユニットリーダ 池田 泰史様

株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
プラットフォームソリューション事業部
第1ソリューション本部第3部
ユニットリーダ 池田 泰史氏

「BL-02P」のリブートアプリが大変助かりました。遠隔地から端末を再起動できる機能は、業務専用端末としては、必須となる場面が多く、別のソリューションでも活用を検討しています。

株式会社日立ソリューションズ・クリエイト プラットフォームソリューション事業部第1ソリューション本部第3部 榛葉様

株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
プラットフォームソリューション事業部
第1ソリューション本部第3部
榛葉 真緒氏

Andoroidアプリのシステム開発を担当しました。GPS情報の取得、毎秒のデータ通信を8時間続けるレースのため、端末のバッテリ消費を心配していました。データ送信の間隔を調整する機能も準備していましたが、「BL-02P」は大容量バッテリのため、全く問題なかったです。

お客さまのプロフィール

社名

株式会社日立ソリューションズ・クリエイト

URL

https://www.hitachi-solutions-create.co.jp/

所在地

〒140-0002東京都品川区東品川四丁目12番6号(日立ソリューションズタワーB)

ご利用サービス

「BL-02P」

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