MNPとは?
格安SIM乗り換え時の手続き方法まで徹底解説
掲載日:2019年12月19日
更新日:2023年12月20日
この記事では、MNPとは、MNP手続きの注意事項、格安SIMへMNP手続きする方法、MNP予約番号取得方法に関して解説します。
MNP(Mobile Number Portability)とは?
MNPとは「Mobile Number Portability」の略であり、スマホの通信会社を変えても以前使っていた電話番号をそのまま使える仕組みのことをいいます。*スマホの通信料を安くできる「格安SIM」。そんな格安SIMへ乗り換えるときに便利なサービスがMNPです。格安SIMへ乗り換えるとき、MNPの手続きは個人と法人とで異なっており、また通信会社によってもMNPの予約番号をとるための方法も異なります。
* 衛星携帯電話、データ専用プラン除く
MNPのメリットは?
MNPのメリットは、なんといっても「電話番号を変えずに他社に乗り換えできること」ですが、実はそれ以外にもメリットが挙げられます。
1.選べるプランの幅が広がる
MNPを利用することで「データ容量を気にせず、SNSを使いたい!」などと、ご自身のライフスタイルに合わせて料金プランを選ぶことができます。
2.MNPをする方限定で特典が提供されることがある
MNP利用者向けにキャッシュバックや端末割引などの特典が用意されていることもあります。そのため、新規契約を行うよりもMNPで契約をした方がお得に契約できる場合もあります。
MNP転出・転入の手続き方法は?
MNP転出・転入する前に確認すべきこと
MNP予約番号の有効期限
MNP予約番号には、発行日を含め15日間の有効期限があります。
MNP転出をするためには、現在契約している通信会社から「MNP予約番号」を発行してもらう必要がありますが、その期限が切れる前に手続きをすませなければなりません。早めに手続きをするようにしましょう。
有効期限が切れた場合は、MNP予約番号を再度発行してもらう手続きが必要ですが、回数制限などはなく、大手通信事業者では手数料はかかりません。
MNP転出にかかる費用
大手通信事業者ではMNP転出の際に手数料はかかりません。ただし、契約時に定められた解約金等を支払う必要がある場合があります。
MNP手続きの流れ
MNP手続きは、以下の流れで進みます。
1.MNP転出の申し込み
ご契約中の通信事業者でMNP転出の手続きをします。大手通信業者では実店舗に直接足を運ぶ、もしくは電話1本でMNP転出ができます。
2.MNP予約番号の取得
MNP転出の手続きをする際、MNP予約番号を取得する必要があります。以下に、大手通信事業者からMNP予約番号を取得する方法をまとめました。
NTTドコモ |
・「ドコモショップ」で手続きをする |
---|---|
ソフトバンク |
・「ソフトバンクショップ」で手続きをする |
au |
・「auショップ」に行く |
3.MNP転入の申し込み
MNP転入を予定している通信事業者にMNP転入の手続きをします。その際にMNP予約番号が必要になるので、取得した状態でMNP転入手続きをすすめましょう。
4.新しいSIMカードが届き、利用開始
お手元に届いたら、新しいSIMカードを端末に挿入し、回線利用の設定をすれば利用開始できます。
法人契約で格安SIMへの乗り換え時に必要なもの
格安SIMにMNP転入する際、個人契約の場合と法人契約の場合では必要なものが異なります。
法人契約の場合、個人契約の際に必要な運転免許証やパスポート、社員証などの本人確認書類、在籍証明書類のほかに「法人に関する確認書類」が必要です。
以下は参考までにBIGLOBEモバイル音声通話SIMへの申し込み時に必要となる書類です。詳細については音声通話SIM/データSIM(SMSあり)申し込み時の必要書類についてをご確認ください。
法人に関する必要な確認書類 |
・登記事項証明書(現在事項全部証明書) |
---|---|
申込者の在籍証明書類 |
・名刺 |
申込者本人の確認書類 |
・運転免許証 |
- 各項目より1点が必要です。申込者在籍証明書類と申込者本人確認書類はBIGLOBEオフィスサービス管理者1名分のみを用意いただきます。
関連記事:格安SIM/スマホへ乗り換え!よくある失敗や手順をご紹介
MNP転出・転入するときの注意点
ドコモやau、ソフトバンクから格安SIMにMNP転出・転入できますが、その際にはいくつか注意しておかなければならないことがあります。事前に知ったうえで格安SIMへのMNP手続きをするようにしましょう。
契約解除料が発生してしまう
契約更新期間以外でMNP転出・転入の申し込みをしてしまうと、契約解除料が発生してしまう可能性があります。MNPをご検討であれば契約解除料の有無や契約更新期間の確認を事前にしておくとよいでしょう。
回線利用できない期間が生じる場合がある
MNPは申し込み手続きをしてから新しいSIMカードが届くまでの期間中、ネットや通話が使えない期間がある場合があります。回線利用できない期間を生じさせないため、MNP転出申し込み後の期限内に好きなタイミングでMNP切り替えができる即日MNPという手段があります。即日MNPを使うと、MNP転入申し込みをし新しいSIMカードが届くタイミングで、MNP切り替えが可能になるのでうまく活用しましょう。
現在のスマホをそのまま使えないことがある
SIMロックがかかっている端末の場合、転出先の格安SIMを使用できない場合があります。格安SIM事業者は大手通信事業者から回線を借り、ユーザーに通信環境を提供しています。そのため、回線がスマホの販売元による提供でない場合は、その格安SIMが使えない可能性があります。
SIMロックの問題を回避するためには、
・SIMロック解除をする
・使用していた回線と格安SIM事業者が提供する回線が同じである
のどちらかである必要があります。MNP転出する場合は必ず格安SIM事業者の回線と利用したい端末の動作確認ができているか事前に調べておきましょう。
BIGLOBEモバイルでは、ドコモ回線で使用していた端末はタイプDのSIMカード、2017年8月1日以降に販売されたau端末はタイプAのSIMカードをSIMロック解除不要で利用できます。
格安SIMへMNPを利用して乗り換えるなら?
BIGLOBEモバイルがおすすめ
MNPを利用して格安SIMに乗り換えるならBIGLOBEモバイルがおすすめです。BIGLOBEモバイルには以下の特徴があります。
- 音声通話SIM・データSIM(SMSなし)・データSIM(SMSあり)からSIMのタイプを選べる
- 回線をタイプA(au回線)とタイプD(docomo回線)から選べる
- データ容量は音声通話SIM7種類、データSIM(SMSあり)16種類・データSIM(SMSなし)16種類から選択可能
- 専用マイページで請求明細やご契約内容の確認など一元管理が可能
お申し込みから最短2営業日でSIMカードを発送し、お申し込み後3〜10日程度*でお手元にお届けします。
* 本人確認の有無によってはお届けが遅れる場合があります。
BIGLOBEモバイルは、MM総研「MVNOネットワーク品質調査」の「通信速度」部門では、5.0点満点中最高評価となる5.0を獲得(2022年9月時点)しており、通信速度重視でも問題なく利用可能な点がメリットです。
MNPで格安SIMへの乗り換えを検討している方は、BIGLOBEモバイルを検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ
今回は格安SIMにMNPで乗り換えるときの手続きや注意点について解説しました。格安SIMへの乗り換え時にMNPをするためには、個人と法人とで違いがあります。法人でMNPをするための手続きの方法や必要書類を事前に確認し、格安SIMへの乗り換えを進めていきましょう