社用携帯電話は導入すべき?
メリット・デメリットやおすすめの格安SIMを紹介
掲載日:2021年04月15日
更新日:2023年12月20日
スマートフォンを含む携帯電話は、今や老若男女問わず誰もが当たり前に使っている連絡ツールです。ビジネスの世界でも大いに活用されていますが、個人携帯電話を仕事で使うと費用負担やデータ通信料の問題が出てくることもあり、社用携帯電話を社員に支給している企業も多く見られます。
そこで今回は、社用携帯電話を導入すべきか迷っている企業・法人担当の方に向けて、社用携帯電話のメリット・デメリットや注意点、おすすめの格安SIMなどについて詳しく解説します。
社用携帯電話は必要?不要?
誰もが個人携帯電話を持っている現代社会において、なぜ企業はわざわざ社用携帯電話を導入するのでしょうか。理由はさまざまですが、最も考えられるものとして「管理のしやすさ」が挙げられます。
個人携帯電話に社内で使うデータを移行・保存などをした場合、紛失したときや持ち主の社員が退職するときの対応が大変です。最悪の場合、企業や社員に関する情報が外部に漏れてしまう可能性もあります。その点、社用携帯電話は企業側で契約プランや端末設定を管理したり、紛失時にGPSで位置情報を確かめたりできるため、管理性に優れています。
社員を守るツールとしても社用携帯電話は役立ちます。社用携帯電話でクライアントとの取引や連絡をすれば、社員の個人情報が漏れることも防げるでしょう。また、個人携帯電話で仕事に関する電話、アプリのダウンロードやデータ通信すると、費用の管理がどうしても面倒になります。一方、社用携帯電話なら企業側でまとめて明細を管理できるため、経理処理などの手間がかかりません。
このような理由から、社用携帯電話の保有率は年々高くなっています。特にスマートフォンはガラケーと違って社内のメールや資料を参照しやすいうえ、パソコンよりもコストが低いため、費用対効果が高いといえるでしょう。
社用携帯電話のメリット・デメリット
社用携帯電話の導入を考えているなら、事前にメリット・デメリットを把握することが重要です。
◇メリット
①情報漏えいを予防できる
社用携帯電話は個人携帯電話に比べて管理しやすく、セキュリティに関するサービスを提供しているケースが多いため、情報漏えいを未然に防ぎやすいといえます。情報漏えいの可能性がゼロになるわけではありませんが、社用携帯電話のほうがセキュリティ対策や監視がしやすいため、企業も社員も安心して利用できるでしょう。
②クライアントに電話番号を伝えやすい
個人携帯電話はプライベートでも使うため、社員によっては「クライアントに電話番号を伝えたくない…。」と考えるケースもあるかもしれません。
社用携帯電話を導入すればクライアントに個人携帯電話の電話番号を伝える必要はありません。個人携帯電話と使い分けることができるため、クライアントに対して気兼ねなく電話番号を伝えられます。電話番号を伝えることで迅速な対応が可能になるなど、効率的なやりとりにもつながり、クライアントからの信用も高まるでしょう。
③データを共有しやすい
業務に必要なデータのバックアップや情報共有ができるうえ、外出先で逐一パソコンを開かなくても、バックアップしたデータを簡単に確認できます。データをまとめるのに便利なアプリなどもリリースされているので、そちらを利用してみるのも一考です。
④仕事とプライベートの切り替えがしやすい
社用携帯電話があれば堂々と仕事で使ってもらえます。また、個人携帯電話と使い分けられるため、仕事とプライベートの切り替えがしやすくなり、社員は休日に個人携帯電話で仕事のやり取りをする必要がなくなるため、ストレスも軽減できます。
◇デメリット
①外出先に忘れてしまう危険性がある
社用携帯電話を導入すると個人携帯電話との2台持ちになるため、外出時の持ち物が増えるというデメリットがありますが、最も憂慮すべきは、外出先に忘れてしまう危険性があることです。
特にスマートフォンは、社内メールやクラウド上のデータにもアクセスできるため、外出先に忘れてしまうと情報漏洩にもつながります。
②プライベートで利用されるリスクがある
社用携帯電話は企業の所有物ですが、実際に使用するのは社員です。社員のコンプライアンス意識が低いとプライベートの場面でも利用されて、情報漏洩などのトラブルに発展する可能性があります。
③導入コストがかかる
社員一人ひとりに社用携帯電話を支給する場合、それなりの導入コストがかかります。また、紛失・故障といったトラブルでもコストが発生するので、その辺りも踏まえて予算を組む必要があります。
社用携帯電話はスマホとガラケーどちらが良いか
社用携帯電話を導入する場合、スマートフォンとガラケーの選択も重要なポイントです。両者の特徴を踏まえながら、どちらがおすすめなのかを解説します。
社用携帯電話におすすめなのはスマホ?ガラケー?
必要最低限の通話だけを目的に社用携帯電話を使う場合、導入コストが安いガラケーでも構いません。ただし、auやソフトバンクなどの大手キャリアが2022年3月末日から2026年3月末日にかけて3G回線のサービスを順次終了するため、今後のことを考えるとスマートフォンがおすすめです。
実際、スマートフォンは電話やメールだけではなく、仕事に役立つアプリもたくさん利用できるため、ガラケーに比べると高い汎用性・利便性を有しています。スマートフォンを使いこなせば、業務効率化・合理化につながるでしょう。
また、今はガラケーよりスマートフォンの普及率が高い時代のため、使い慣れているという観点から考えても、社用携帯電話はスマートフォンのほうがおすすめです。
社用携帯電話にはBIGLOBEモバイルがおすすめ!
社用携帯電話に関する法人向けサービスはたくさんありますが、特におすすめなのは『BIGLOBEモバイル』です。MM総研「MVNOネットワーク品質調査」にて、「通信速度」5段階評価で最高評価5.0を獲得*1し、全項目で「ストレスなく利用できるレベル(基準値)」をクリアするなど、優れた実績があります。
BIGLOBEモバイルは格安SIMのため、なんといっても導入コストの安さが魅力です。料金オプションや端末も数多く用意されており、予算や目的に合わせて通話オプションなどの適切なプランを選択できます。さらに、導入前の無料お試しサービスも提供しているため、あらかじめ使い心地を確かめることも可能です。また、通信料や利用状況をBIGLOBE biz.のマイページで一元管理できることや、利用者の95%がサポート体制に満足*2している点も見逃せません。
*1 2022年9月調べ
*2 2020年6月に実施した法人向けBIGLOBEモバイルの管理者さま向けアンケートの結果。
社用携帯電話を導入する際に気をつけること
社用携帯電話を導入するにあたって注意すべきポイントをいくつか紹介します。
事前に導入コストを把握する
社用携帯電話の導入コストは社員数や導入台数によって大きく変動するため、あらかじめ電話代や導入台数、最適な機種などのシミュレーションを実施して、いくら必要なのか把握することが大切です。細かい費用まで算出できれば、導入後にプランの確認や見直しを図りやすくなります。
セキュリティ対策を徹底する
社用携帯電話には仕事に関するデータや電話番号などの個人情報が保存されるため、セキュリティ対策を徹底することも重要です。紛失・盗難などのトラブルが起こったときに備えて、パスコードロックの設定やセキュリティアプリの導入といった対策を実施しましょう。
データのバックアップは常に取っておく
社用携帯電話に入っているデータは、企業にとって大切な情報資産です。そのため、少し手間はかかりますが、データのバックアップは常日頃から取っておくようにしましょう。自動でバックアップしてくれるサービスもあるので、それを利用するのも一案です。
社用携帯電話の利用ルールを定める
社員のコンプライアンス意識を高めるためには、社用携帯電話の利用ルールをきちんと定めて、なおかつ周知することが大切です。待受画面の設定・データの取り扱い・トラブル発生時の流れなど、さまざまな観点から検討しましょう。
私的利用を禁止する
社用携帯電話の私的利用はルールで禁止することも重要ですが、そもそも私的利用できないように対策すればリスクを回避できます。指定以外のアプリはインストールさせない、ブラウザ機能に制限をかけるといった設定をしましょう。
まとめ
保有率が年々高くなっているという事実が示しているように、社用携帯電話はビジネスの世界で不可欠なツールです。
もちろん、セキュリティ対策や利用ルール策定はしっかり行なわなければなりませんが、正しく使えば業務効率化を図ることができたり、情報漏えいリスクを減らすことができます。少しでも導入コストを抑えたいなら、法人向けの格安SIMを検討してみてください。
特に『BIGLOBEモバイル』は料金オプションや端末が豊富なうえ、無料お試しサービスも提供しているため、社用携帯電話を初めて導入する企業・法人におすすめです。『BIGLOBEモバイル』について気になる方は、ぜひ以下のページをご覧ください。