BIGLOBEモバイル導入事例会津若松市役所

キーワード IoT・M2M, モニタリング
導入サービス・製品 BL-02, モバイル
業種 官公庁・自治体

会津若松市の道路維持管理で活躍する「BL-01」

福島県会津若松市は古くは会津藩の城下町として繁栄し、今もその歴史的文化遺産、豊かな自然環境、そして米どころとしても知られる会津地方の中心地です。また近年では「スマートシティ会津若松」を掲げ、ICTを活用したまちづくりを掲げる情報化先進地域でもあります。

その会津若松市では、道路インフラの保守管理、具体的には道路の凹凸を計測する手法として小型IoT端末とモバイル回線を活用したバンプレコーダー株式会社の路面性状解析ソリューション「BumpRecorder」を新しく導入し、効率化や労力削減に効果をあげています。そしてそのソリューションにはビッグローブが提供する小型IoTデバイス「BL-01」とBIGLOBEモバイル回線が採用されています。

会津若松市役所のみなさん

会津若松市で道路維持管理に携わるみなさんとバンプレコーダー社の八木さん(右)。

路面状態を日々測定し変化を見逃さない。路面維持管理に成果をあげる「BumpRecorder」

会津若松市が行ってきた道路インフラの管理はどのように変化したのでしょうか。市では道路修繕計画の予算化のエビデンスのために「路面性状測定車」で道路の凹凸すなわち「路面性状」の測定を実施してきました。この測定は外部委託で費用も高額なためおよそ5年に1度しか行えず、全道路の網羅もできません。また特に生活道路は元々凹凸があるため、路面性状測定車での測定瞬間のデータでは修繕の必要性は判断しづらいものでした。

会津若松市の道路維持作業車

会津若松市の道路維持作業車。毎日市内を巡回して道路維持を支える。

道路は細かい補修をしながら延命を図り、寿命となった道路を大規模に修繕します。補修箇所の早期発見が道路の延命、すなわち費用の削減につながります。道路状態の日々の変化をデータ化することで修繕計画の精度を上げ、保守作業やコストを効率化できないものか。会津若松市がこの問題解決に活用したのが、バンプレコーダー株式会社が提供する「BumpRecorder」のソリューションでした。

計測地点のひび割れ

「BumpRecorder」は「BL-02」または「BL-01」の加速度センサーを用いて路面凹凸を計測、GPSデータと共に収集することで、道路の平たん性や経年変化などの指標を収集して道路インフラの保守管理に活用するサービスです。会津若松市では道路パトロール車だけでなく市の公用車にもデバイスを搭載し、車が走行した場所のデータを自動的に収集しています。計測データはパソコンのブラウザから地図情報と組み合わせて表示、分析を行っています。

小型IoT端末の使い勝手を評価し、他業務へ横展開も検討中

「BumpRecorder」はスマホでも動作しますが、会津若松市が実証実験で採用したのは「BL-02」の従来機であった「BL-01」でした。その理由をお伺いしました。

スマホを車載した場合の最大の問題はバッテリーです。シガーソケットから電源を供給しているため、長期間エンジンがかからないとバッテリーが切れ、スマホの電源が落ちてしまいます。電源供給が復活しても普通は手動で電源を入れる必要があります。「BL-01」はAndroid OSのカスタマイズによって、電源供給の復活と同時に電源が自動で入るよう調整できたことが大きな決め手となりました。また小型でダッシュボードに置いてもスマホのように目立たず、盗難リスクが少ないというメリットもありました。

ダッシュボードに設置された「BL-01」

ダッシュボードに設置された「BL-01」。小型で目立たないため設置場所を選ばず狭い車内でも邪魔にならない。

「数十台規模で導入する場合、単純な操作で動作する業務用専用端末の方が、操作教育もトラブル対応もしやすい」と「BL-01」への評価は上々です。「今後は後継機種のBL-02を除雪車の運行管理や公用車の配車管理へ活用できないか、といった横展開のアイデアもあります」と、将来的な展開も視野にさらなる活用を目指しているとのことです。

導入の経緯

BL-01

実際に設置されたBL-01

会津若松市はオープンデータ化推進の流れから公用車の加速度(走行状況)情報をデータ化する実証実験を検討していました。2014年の自治体向け展示会で「BumpRecorder」を知ったことをきっかけに、「BumpRecorder」を実証実験に採用。当初、蓄積データは地元大学でのデータ分析教育に活用するだけでしたが、実業務での活用を目指して道路維持課とも協力し、今回の「路面性状解析ソリューション」が誕生しました。スマホではなく専用小型端末での展開を考えた際、Android端末で「BL-01」以外にOSカスタマイズに対応できる端末がなかったことで「BL-01」ならびに「BIGLOBEモバイル回線」を採用することになりました。

高野様

会津若松市役所 建設部都市計画課
副主幹 高野康弘様

会津若松市では、ICTや環境技術などを健康や福祉、教育、防災など生活を取り巻く様々な分野で活用する(スマートシティ会津若松)の取り組みを進めています。建設分野でも、先輩方から受け継いできた資料や業務のデータ化、ICTなどの活用を図り、将来的に行政業務の効率化、市民サービスの向上について、日々、模索しています。

小川様

会津若松市役所 建設部道路維持課
小川力也様

現場サイドとして、電源供給の心配や手動操作の必要性がないことは、ストレスがなく大変助かっています。道路分野の維持管理においても、このようなIoTを活用し、マネジメンの構築を図ることで、業務の効率化や補修・修繕計画の最適化につながるものと考えています。今後も視野を広げながら、安全・安心なより良いまちづくりのため業務に邁進していきたいです。

藤井様

会津若松市役所 情報政策課
藤井淳様

電源供給や端末の操作を意識することなく自動でデータが取得できるのは大きなメリットだと思います。これからも、手軽かつ安価に移動体の位置を把握できるソリューションに期待しております。

お客さまのプロフィール

社名

会津若松市役所

URL

https://www.city.aizuwakamatsu.fukushima.jp/

所在地

福島県会津若松市東栄町3番46号

問い合わせ先

0242-39-1111(代表)

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路面性状解析「BumpRecorder」

BumpRecorderは車のダッシュボードにIoTデバイス「BL-02」を置いてシガーソケットにつなぐだけで路面の凹凸などが調査できる路面性状解析ソリューションです。従来必要だった路面性状測定車やプロフィロメーターを使用することなく一般車を走らせるだけで路面の性状調査ができ、広域な調査や⻑期に渡る経年変化の把握が可能になります。