フレッツ光の転用におけるメリット・デメリット
や確認方法、手続きの流れをわかりやすく解説

掲載日:2021年09月02日
更新日:2024年10月17日

フレッツ光の転用とは?月額がおトクになる?

現在フレッツ光をお使いの方は光コラボレーションに「転用」することで、光回線が快適おトクになるかもしれません。
この記事では、フレッツ光の転用とは何か、転用のメリット・デメリット、そして手続きの方法までご紹介します。

フレッツ光の転用とは?

フレッツ光の転用とは、現在フレッツ光を利用しているユーザが新たに工事を行うことなく、光コラボレーション(通称光コラボ)に乗り換えることを指します。
光コラボはNTT東西の光回線を利用するため、提供エリアや、最大通信速度はフレッツ光と同じですが、さまざまなメリットがあります。

光コラボとは?

光コラボとは

光コラボであるビッグローブ光とフレッツ光の違い

光コラボとは、NTT東西が提供する光回線を借り受けた事業者が、光回線とプロバイダサービス等をセットで提供するサービスのことです。光コラボは光回線をより広く普及させることを目的とし、2015年に開始されました。
フレッツ光を利用する場合、光回線はNTT東西、プロバイダサービスはビッグローブやOCNなどの事業者とそれぞれ契約し料金を支払うのに対し、光コラボでは光回線とプロバイダサービスをまとめて契約でき、請求がまとまることが特長です。さらに光コラボ事業者は独自で料金や特典を設定しており、フレッツ光よりお得に利用できる場合が多いです。

また、2019年に光コラボから他の光コラボへ乗り換える「事業者変更」が可能になりました。事業者変更の方法やメリットに関しては以下のコラムでご紹介しています。

フレッツ光から転用する6つのメリット

月額費用がおトクに

光コラボでは、各事業者が独自にサービスを付帯したり、料金設定をしたりしています。例えば、法人向けビッグローブ光ではフレッツ光からの乗り換えで、利用者の87%*は月額料金が安くなります。また特典などで、転用にかかる手数料が値引きされることも多いので、乗り換え時のコストを抑えることもできます。
*ビッグローブの法人のお客さまで一番多い「フレッツ 光ネクスト ファミリー・ハイスピードタイプ(一戸建て・商業ビル・オフィスビル向け)」をご契約の方の割合です。

不通期間ナシ

転用は工事なし*で行うことができます。そのため、新しい光回線の開通まで現在の光回線を使用できます。
*フレッツ光のご契約のタイプによっては品目変更による工事(有料)が必要になることがあります。

光コラボ事業者独自の特典が利用できる

フレッツ光からの転用でおトクな特典が利用できる場合があります。代表的な特典としては、ルータプレゼント・訪問初期設定サポート・月額費用値引き・キャッシュバックが挙げられます。

請求・問い合わせ一本化

光コラボは、光回線とプロバイダがセットになっており、請求やサービス内容の問い合わせ先が一本化されます。NTTに問い合わせればいいのかプロバイダに問い合わせればいいのか悩む必要もなくなります。また、別の問い合わせ先に案内されることもなくなります。

通信が快適になることも

フレッツ光で従来のIPv4接続(PPPoE方式)をご利用であれば、光コラボを検討する際にIPv6接続(IPoE方式)への切り替えをおすすめします。IPv6接続(IPoE方式)に対応した光コラボだと、混雑していないネットワークを使い通信設備も大容量化しているので、従来のIPv4接続(PPPoE方式)と比べ、安定した速度で快適に利用できます。転用先の光コラボ事業者を探しているのなら、IPv6に対応しているか否かで検討してみてください。しかしプロバイダや光コラボがIPv6に対応していてもルータがIPv6に対応していなければ、IPv6接続(IPoE方式)での通信はできません。ルータがIPv6に対応しているかも確認しましょう。

電話番号が引き継げる

NTT東西が提供する加入電話を利用している場合、光コラボに転用しても現在ご利用中の電話番号を引き継ぐこと(番号ポータビリティ)が可能です。
*光コラボで引き継ぎ可能な電話番号は2チャネル2番号までなど制限がある場合があります。

フレッツ光から転用する3つのデメリット

プロバイダ独自のサービスが使えなくなる

転用の際にプロバイダも変更した場合、プロバイダが提供している独自ドメインやメールサービスなどが利用できなくなる場合があります。

乗り換えるタイミングによっては違約金が発生する

転用による違約金はNTT東西に対しては発生しません。しかし、プロバイダを変更する場合は、違約金が発生する場合があります。

ひかり電話オフィスタイプなど一部利用できないサービスがある

ひかり電話オフィスタイプ/オフィスタイプA(エース)など、NTT東西が提供するサービスの中には光コラボでは利用できないものがあります。転用を検討する際には、現在利用中のサービスが光コラボで利用可能か光コラボ事業者に問い合わせて確認しましょう。

フレッツ光か光コラボか確認する方法

現在、自社が利用しているインターネットのサービスが、フレッツ光か光コラボかわからない場合、プロバイダとの契約書や請求書を確認してみましょう。契約しているプランなどの情報が記載されていると思います。
ほかに、マイページなどの会員サポートページをWebから閲覧して、利用明細や契約内容を確認する方法もあります。

これらを参考にして、自分が利用しているインターネットのサービスがフレッツ光か光コラボかを確認してください。また、正確な情報を得るためには、プロバイダや光回線事業者に直接問い合わせることもおすすめします。

光コラボの選び方

月額費用がおトクか

光コラボは各事業者が独自に月額費用を設定しているので各事業者のサイトを参考にして比較検討をしましょう。中にはWebサイト上で月額費用や初期費用の見積り書を提供している事業者もあるので、ぜひ活用してください。

おトクな特典を実施しているか

光コラボでは事業者ごとに月額費用値引きやルータプレゼントをはじめとする独自の特典が用意されています。特典についても、各事業者のサイトを参考にして、比較検討をしましょう。

IPv6接続(IPoE方式)に対応しているか

快適なインターネット通信をお求めの方には、IPv6接続(IPoE方式)に対応している光コラボ事業者をおすすめします。
IPv6接続(IPoE方式)では混雑を避け、時間帯や地域の影響が少ない快適な通信を利用できます。しかし、IPv6接続を利用するにはIPv6接続に対応したルータを用意する必要があります。IPv6対応ルータをプレゼントや無料レンタルしている光コラボ事業者も存在しますので、事業者を選ぶ際にチェックしてみてください。

転用の手続き方法、必要なもの

フレッツ光の転用の手続き方法と必要なもの

手順1 NTT東西から「転用承諾番号」を発行してもらう

フレッツ光から光コラボへの乗り換えには、NTT東西から「転用承諾番号」を発行してもらう必要があります。転用承諾番号の発行はNTT東西のウェブサイトから行えます。
>NTT東日本でのお手続き
>NTT西日本でのお手続き

手順2 光コラボ事業者に「転用承諾番号」を伝えて申し込む

変更先の光コラボ事業者に転用承諾番号を伝えて、申し込みを行います。申し込みを行うとNTT東西との契約が自動的に切り替わりますので光回線の解約は不要です。「転用承諾番号」には有効期限があります。有効期限は番号が発行されてから15日間ですが、10日ほど有効期限が残っていないと転用の申し込みができないのでご注意ください。発行後はなるべく早めに、光コラボへの転用手続きを済ませましょう。

手順3 回線の接続設定を行う

転用先の光コラボ事業者から送られてきた書類を見ながら、回線の接続設定を行えばインターネットを利用できます。また立ち合い工事も不要です。

手順4 以前利用していたプロバイダを解約する

フレッツ光から光コラボに転用を行っても、以前利用していたプロバイダは解約されません。プロバイダの解約はご自身でおこなう必要があるのでご注意ください。
>プロバイダの確認方法

*品目変更の場合など、工事が必要となる場合があります。

フレッツ光の転用は
法人向けビッグローブ光がおすすめ

法人契約できる光コラボをお探しの方には、法人向けビッグローブ光がおすすめです。法人向けビッグローブ光は官公庁や飲食店、社宅、自治会などで幅広く利用されています。

1. ビッグローブ光なら料金がおトクに!

法人向けビッグローブ光ならフレッツ光をご利用中の方のうち87%*がおトクに!
固定費を削減しませんか?
* ビッグローブの法人のお客さまで一番多い「フレッツ 光ネクスト ファミリー・ハイスピードタイプ(一戸建て・商業ビル・オフィスビル向け)」をご契約の方の割合です。

かんたん3ステップ!Web見積りを即時発行!
特典適用されたご利用料金をご確認いただけます。

2. IPv6接続でスイスイ快適インターネット

法人向けビッグローブ光はIPv6接続(IPoE方式)対応。さらにIPv6接続(IPoE方式)に必要なルータをプレゼントしています。IPv6接続でスイスイ快適なインターネットを体験してみませんか?

3. 通信事業35年以上の実績

ビッグローブはプロバイダとしてインターネット接続サービスを開始しました。通信事業35年以上のノウハウと法人専用窓口を活かしてお客さまの導入をサポートします。

4. 法人格がなくても契約できる

法人向けビッグローブ光は法人格がない団体でもご契約いただけます。個人事業主はもちろん、法人格のない組合や公共団体、自治会など幅広い方々にご利用いただいています。
*弊社所定の審査があります。

この機会にぜひ法人向けビッグローブ光をご検討ください。

この記事を書いた人

ビッグローブ 法人編集部

ITコンサルタント/Webマーケター 松橋 直樹

大手SIer入社後、CMSビジネスの立ち上げや設計・開発・プロジェクトリードまで深く携わる。その後、数社を経てさまざまな案件を経験。プリセールス活動を行いながらプロジェクトの推進やセミナー登壇など、多岐にわたり活躍。ビッグローブ社に参画後は、主に光回線や格安SIMの専門家として、販売や広告、Webマーケティングから情報発信まで、幅広く担当している。

【著者・監修者からの言葉】
これまでのIT業界での長いバックボーンを活かし、思わず読み手の目に留まるような記事の執筆を心掛けています。

運営会社:ビッグローブ株式会社

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