光回線(法人用)の料金の相場は?
工事費用や手数料なども解説

掲載日:2023年04月20日
更新日:2024年04月18日

光回線(法人用)の料金の相場は?工事費用や手数料なども解説

法人向け光回線の導入や利用において、やはり一番気になるのは料金ではないでしょうか。
本記事では、料金の相場や目安、工事にかかる費用、手数料について説明いたします。ほかにも、月額料金が安い法人用光回線を選ぶときのポイントや、比較する際に確認すべきことなども詳しく解説します。
ビジネスのコスト削減など、料金に関心のある方は是非ご一読ください。

法人向け光回線の月額料金はざっくりいくら?

法人向け光回線の月額料金は回線事業者によって異なります。事前に月額料金の目安を把握しておくことで、料金の比較が容易になります。導入を検討している方は、料金の相場を参考にして自社にマッチするプランを選定することをおすすめします。

光回線の料金の相場

法人向け光回線の月額料金の相場はだいたい4,000円~7,000円ぐらいです。回線を設置する建物タイプや通信速度などによって料金は変わってきます。

月額料金

受信時最大通信速度

同時接続台数

マンションタイプ
 4,700円(税別)/月〜5,000円(税別)/月 *1

ファミリータイプ(戸建て)
 6,200円(税別)/月〜6,700円(税別)/月*1

約1Gbps *2

回線の設置環境やルータに依存

  • 1 光コラボでシェア上位数社の契約期間のないプランにおける月額料金となります。別途、事務手数料や回線工事費などの初期費用、機器のレンタル費用がかかる場合があります。
  • 2 受信時最大通信速度は規格上の最大通信速度です。お客さまのご利用機器、宅内配線、回線の混雑状況、利用される場所などにより低下します。集合住宅向けには配線方式により最大100Mbps~となる場合があります。また最大10Gbpsのプランやオプションが提供されていることがあります。

回線事業者各社は、特典などで一定期間さらに安い料金で提供したり、複数回線の申込なら値引きをしたりして、より安く利用いただけるようなサービスを行っています。

法人向け光回線の工事にかかる費用はいくら?

法人向け光回線の工事にかかる費用はいくら?

法人向け光回線の工事費は、建物の設備状況やご利用環境、屋内配線の有無、そして事業者によって異なります。一般的に費用の相場としては10,000円~30,000円ぐらいです。電力会社系や独自回線系の事業者の一部では40,000円ほどかかる場合もあります。
戸建てと集合住宅(マンションタイプ)では、戸建ての方が工事費用が高額になる傾向があります。
特に屋内配線の工程がある場合と無い場合で料金が大きく変わることが多いです。

マンションタイプの配線方式は「光配線方式」「VDSL方式」「LAN接続方式」のいずれかが多いですが、配線方式は集合住宅の設備に依存するので事前に管理会社に確認しておくと良いでしょう。また、工事日が土日祝日であったり、作業時間が夜間・深夜帯の場合は、別途工事費に加算されることがありますので、お気を付けください。

工事費の支払いについては、分割払いに対応している回線事業者が多いです。初期費用を抑えたい場合は活用しましょう。営業担当者によっては、条件に応じて工事費無料対応を行うこともありますので、相談してみると良いでしょう。

法人向け光回線の事務手数料はいくら?

法人用の光回線を契約する際には、契約事務手数料や申込手数料といった名目で、初期費用がかかります。料金は一般的に1,000円~3,000円ぐらいです。回線事業者によっては、申し込み種別ごとに料金が異なることがあります。
例えば、新規契約なら1,000円、フレッツ光から光コラボへの乗り換え(転用)なら2,000円、別の光コラボから光コラボへの乗り換え(事業者変更)なら「事業者変更受入手数料」といった名目で3,000円、といった形です。
また、これらの申込手数料が無料になるキャンペーンを実施している回線事業者もあります。

月額料金が安い光回線(法人用)を選ぶには

月額料金が安い光回線(法人用)を選ぶには

法人向け光回線の月額料金は、ポイントを把握していれば安くできる可能性があります。月額料金を安くする要素は以下のとおりです。参考にしてみてください。

セット割を利用して安くする

光回線の事業者によっては、光回線と他のサービスとのセット割を提供しています。例えば、光回線とモバイル回線をまとめて契約するプランなどがあります。モバイル契約1回線あたり幾ばくかの月額料金の割り引きが見込め、経費削減につながります。
ただし、セット割は事業者によって提供されていなかったり、割引額に差があったりするので、利用を検討するなら事前に確認が必要です。

特典を利用して安くする

法人向け光回線事業者では申し込み時に特典を用意しているところがあります。特典の利用により初期費用や月額料金を抑えられる可能性があります。特典の内容は事業者ごとに異なりますが、月額料金の値引き、工事費や申込手数料の値引き、Wi-Fiルータのプレゼントなどがあります。光回線を選ぶ際には、各社のホームページで特典を確認してみてください。

特別値引きがあればさらに安くできる

導入する回線数が多い場合は、特別値引きができるか問い合わせをしてみましょう。回線数に応じて値引きをしてくれるケースがあります。例えば、契約回線数やプラン内容に応じてボリュームディスカウントの相談が可能な事業者もあります。ただし、特別値引きは回線数に条件があったり、事業者によっては行っていないこともあるので事前に確認しましょう。

フレッツ光と光コラボの違い

光回線のサービスで、シェア上位を占めるのは「フレッツ光」と「光コラボ」です。
フレッツ光とは、NTT東日本・NTT西日本が提供する光回線のインターネット接続サービスです。利用には別途プロバイダとの契約が必要です。そのため契約手続きの手間がかかり、月額料金も別々に請求されるため、トータルの料金がわかりづらいというデメリットがあります。

一方で光コラボは、NTT東日本・NTT西日本の光回線を借り受けた事業者がサービスを提供しています。フレッツ光とは異なり、光回線の契約とプロバイダ契約をまとめることができて、問い合わせ窓口や月額料金の請求が一本化できるのがメリットです。
また、光コラボは事業者が独自サービスを提供しています。そのため、フレッツ光よりも月額料金を抑えられる可能性があり、お得に光回線を利用できます。

光回線(法人用)を比較する際に確認すべきこと5つ

光回線(法人用)を比較する際に確認すべきこと5つ

光回線を法人契約する際の注意事項や、比較検討する時に確認すべき点をまとめました。この5つをぜひチェックして、法人用光回線を選んでみてください。

提供対象エリアに入っているか

光回線の設置場所が、提供対象エリアに含まれるか確認しましょう。提供対象エリアに入っていない場合、光回線の契約自体ができません。フレッツ光や光コラボは、NTT東日本・NTT西日本が敷設する回線を利用しているため、全国のほとんどのエリアでサービスの利用が可能です。一方でNTT系以外の光回線は、独自に光回線を敷設していることから、提供対象エリアが限定される可能性があります。各社の公式ホームページで、事前に確認しておきましょう。

IPv6(IPoE方式)接続を利用できるか

IPv6(IPoE方式)接続が利用できるかも確認しておきましょう。IPoEは「IP over Ethernet」の略で、インターネットの新しい通信方式です。IPv6(IPoE方式)接続は、PPPoE接続に比べて通信のボトルネックになるネットワーク終端装置を経由しないため、インターネット回線の混雑を回避できて快適に利用できます。IPv6(IPoE方式)接続を利用できるか、利用する場合には追加料金が必要なのか、契約前に確認してみてください。

固定IPアドレスには対応しているか

固定IPアドレスとは、常に同じIPアドレスでインターネットに接続できるサービスです。ご利用を検討しているなら、サービスを提供しているか確認する必要があります。
また、事前に必要なIPアドレスの数を調べておきましょう。固定IPアドレスは、1IPあたりいくらという月額料金の事業者もあれば、8IPまでいくらというように月額料金を設定している事業者もあるからです。必要なIPアドレスの数に応じて、料金や初期費用がどのくらいかをしっかりと比較し、契約することで無駄なコストを抑えることができます。

セキュリティ面は大丈夫か

企業情報の保護のためには、セキュリティ面が充実している光回線を契約しましょう。セキュリティ対策が充実していれば不正アクセスや情報漏えいなどを防止しやすくなります。例えば、プロバイダ歴が長くノウハウが蓄積されている企業を選んだり、企業の信頼度を確認したりしましょう。信頼できる企業が提供する光回線であれば、セキュリティ面も期待できると思われます。

サポート体制は整っているか

インターネットを利用していると、突然接続が切れてしまってつながらない、回線速度が急に遅くなった、などのトラブルが発生する可能性があります。このような時にサポートが受けられると安心です。電話やチャットでの応対、24時間対応、法人専用のコールセンターがあるなど、事業者によって様々なサポート体制を提供しています。自社のニーズに合ったサポート体制があるか確認してみてください。

法人向け光回線の料金に関する注意点3つ

法人向け光回線の料金に関する注意点3つ

光回線の法人契約においては初期費用や月額料金がどれくらいかかるかを正確に把握しておくことが重要です。特典利用や工事費の分割払い、そして請求書の有無など、以下の注意点をチェックしておきましょう。

月額料金がずっと一定とは限らない

事業者によって月額料金値引きやキャッシュバックなどの特典を提供していますが、特典を利用する際は、ずっと月額料金が一定とは限らないことに注意が必要です。基本的に特典の適用には適用条件が設けられています。例えば、12カ月間だけの値引きのように、期間が設定されていたりします。その期間が過ぎると標準料金に戻るので負担額は増加します。法人向け光回線を契約する際は特典込みの料金だけを見るのではなく、特典終了後の月額料金もしっかり確認しましょう。

工事費も踏まえて計算する必要がある

光回線の新規契約の場合、開通工事を実施します。工事にかかる料金は比較的高額になることもありますが、工事費の分割払いができる事業者もありますので、利用を検討するのも良いでしょう。その際には、月額料金だけでなく工事費用も頭に入れて月々の計算をしましょう。
また工事費が実質無料になる、といったケースは注意が必要です。内実として、月々の分割払いに対して同額の割り引きが適用されているため、期間の途中で解約すると残額の一括清算が求められることがあります。

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請求書を発行してくれるかどうか

個人で光回線を契約する際にクレジットカードでの支払いにする場合は、請求書が発行されないケースが多くありますが、法人向けであれば法人名義で請求書を発行してもらえます。法人名義で請求書の発行が可能なため、経費の計上がしやすいメリットがあります。光回線の契約時に、請求書が発行されるか確認してみましょう。

おすすめは法人向け光回線「ビッグローブ光」

法人向けの光回線なら「ビッグローブ光」がおすすめです。ビッグローブ光はビッグローブが提供しているインターネット接続サービスです。NTT東日本およびNTT西日本のフレッツ光回線の契約と、ビッグローブのプロバイダ契約をまとめることでお得な料金でサービスを提供しています。

請求も問い合わせも窓口が一本化できる

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通信会社とプロバイダの2か所に支払う必要がないので請求書処理の効率化が図れます。問い合わせの窓口も一本化されるので迷うことがありません。

回線数に応じて値引きのご相談も

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ご契約いただく回線数や内容に応じて、ボリュームディスカウントのご相談も可能です。お気軽にお問い合わせください。

シンプルな料金でわかりやすい

シンプルな料金でわかりやすい

月額料金はプロバイダ料金を含む金額です。おトクな特典もあります。支払い方法は預金口座振替または銀行振込(コンビニ支払いも含む)が選べます。見積り自動作成で無料でご利用料金が確認できます。ぜひご活用ください。

まとめ

法人向け光回線の月額料金は、事業者が提供するプランによって異なります。光回線を契約する際には、料金はもちろんのこと、自社の要望を満たす内容になっているかどうか、確認しておきましょう。

また、光回線の料金は、特典の利用や回線数に応じた値引きなどによって、安くできる可能性があります。新規導入や事業者の乗り換えを検討している場合は、公式ホームページから見積りを取得してみたり、営業担当者に問い合わせしたりするのがおすすめです。

この記事を書いた人

ビッグローブ 法人編集部

ITコンサルタント/Webマーケター 松橋 直樹

大手SIer入社後、CMSビジネスの立ち上げや設計・開発・プロジェクトリードまで深く携わる。その後、数社を経てさまざまな案件を経験。プリセールス活動を行いながらプロジェクトの推進やセミナー登壇など、多岐にわたり活躍。ビッグローブ社に参画後は、主に光回線や格安SIMの専門家として、販売や広告、Webマーケティングから情報発信まで、幅広く担当している。

【著者・監修者からの言葉】
これまでのIT業界での長いバックボーンを活かし、思わず読み手の目に留まるような記事の執筆を心掛けています。

運営会社:ビッグローブ株式会社

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