法人の通信費を削減する方法!
インターネット回線を見直して経費を抑える
掲載日:2023年10月05日
更新日:2024年07月05日
法人のコスト削減は、企業における重要な課題の1つです。上司にコスト削減の指示を受けて、通信費の削減ができないか考える人も多いでしょう。現代のビジネス環境において、インターネット回線は企業の生命線といっても過言ではありません。
通信費削減においてまず見直すべきものはインターネット回線です。インターネット回線を見直すことで、固定費である通信費の継続的な削減につながる可能性があります。
また、インターネット回線には、月額料金を筆頭に、通信速度や安定性など、さまざまな見直しポイントがあります。余分な料金を支払っていたり、回線速度に不満があったりするなら、インターネット回線の乗り換えを推奨します。合わせて、クラウドサービスの最適化など社内での利用方法を見直すことで、通信量や費用の節約が可能になるでしょう。
この記事では、法人の通信費の削減方法や見直しポイントなどを説明します。通信費の削減やインターネット回線を見直したい方は必読です。
法人が見直すべき通信費とは
企業にとって通信費は重要なコストの1つですが、定期的な見直しを行っていないため、無駄な通信費を支払い続けているかもしれません。それでは適切なコスト削減ができず、自社の利益が減少してしまう可能性があります。
法人の通信費には、インターネット回線、固定電話、携帯電話、FAXなどがありますが、いずれもビジネスに不可欠であり、合計すると費用がかさむため、それぞれ見直しが必要です。
しかし、料金面を気にするあまり、例えばインターネット回線の通信速度や安定性などを軽視してしまうと、業務に支障をきたす可能性があります。社員の不満はIT部門へと向かい、結果的に問い合わせ対応の増加という形になって担当者に跳ね返ってくる恐れがあります。
社員の業務に支障が出ないようにコスト削減を実現するためには、それぞれのバランスを考えながら通信費を見直す必要があります。
通信費は毎月かかる費用なので、見直すことで長期的なコストダウンが見込めます。
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法人の通信費を削減する方法
法人の通信費を削減する方法として、以下の見直しポイントを紹介します。
通信費の種類 |
見直しポイント |
---|---|
インターネット回線 |
・現在の月額料金は高すぎないか |
固定電話 |
・月額料金は適切か |
携帯電話 |
・モバイル回線のプランを変更する |
FAX |
・インターネット回線を利用したFAXを利用する |
どのような点を重点的に見直したらよいのか、それぞれ詳しく見ていきましょう。
インターネット回線の見直しポイント
まずは、通信費の削減を図るうえで特に重要な、インターネット回線の見直しポイントを紹介します。インターネット回線を見直すことで大きな経費削減につながる可能性があるので、自社に適用できるものがないか確認しましょう。
現在の月額料金は高すぎないか
現在のプロバイダの契約内容や料金プランを確認し、他のプロバイダと比較することが重要です。比べてみて、現在の月額料金が高すぎると感じる場合は、より安いプロバイダへの乗り換えを検討するべきです。
国内には数多くのプロバイダがあり、月額料金はそれぞれ異なります。料金を比較することで、より安価なプロバイダを見つけられる可能性があります。
また、企業によってはインターネット回線事業者とプロバイダを別々に契約している場合もあるでしょう。その場合、インターネット回線事業者とプロバイダサービスが一体化した「光コラボ」サービスに切り替えることで月額費用が安くなるケースがあります。
光コラボはNTT東西の光回線を借り受けたプロバイダが、自社のインターネット接続サービスと合わせて提供する光回線のサービスですが、問い合わせ窓口や請求書が一本化出来るメリットがあったり、各事業者が月額料金の割引などの独自の特典を設けていたりするので、業務効率化とコスト削減を同時に図れる可能性があります。
使用している回線速度は業務に適しているか
現在使用中のインターネット回線速度で、業務に支障がないか確認しましょう。担当者に社員の皆さんの声が届いていないケースも考えられるので、社内のインターネット環境についてヒアリングを行ってみるのも有効です。
回線速度が遅いと作業効率が低下したり、ビジネスチャンスを逃したりする可能性があります。余裕をもって業務でインターネットを使用してもらうために、回線速度が十分保たれ、かつ安定しているインターネット回線への乗り換えを検討しましょう。
インターネット回線の速度は、月額料金と同様にプロバイダによっても異なります。どのくらいの回線速度なら自社の業務に最適かを確認したうえで、契約するプロバイダを選びましょう。
なお、ISDN(アナログ回線を使用したデジタル通信サービス)はインターネット通信部分が2024年1月末に、ADSL(一般的な電話回線を用いたデータ通信)は2024年3月末でサービスが終了します。サービス提供終了後は、何もしないでいるとインターネットを使えなくなってしまいます。
ISDN・ADSLを利用している方は、現在の主流である光回線への乗り換えを検討しましょう。光回線は通信速度が速いため、ビジネス効率化という点でも大きなメリットがあります。乗り換え時に特典を用意している事業者もあります。
余分なオプションサービスを契約していないか
インターネット回線の通信費削減には、オプションサービスの見直しも効果的です。
オプションサービスを契約することで、追加料金が発生しているケースが大半です。インターネット回線のオプションサービスを契約している場合は、余分なオプションサービスの契約がないか確認しましょう。
もし契約しているにもかかわらず、あまり利用していないオプションサービスがある場合、まずは今後使う予定があるかを確認したり、社員に利用を勧めたりしましょう。今後使う予定がなければ、毎月の通信費削減のため、オプションサービスは解約しましょう。
満足なサポートを受けられているか
インターネット回線のサポート内容は、契約する回線事業者によって異なります。サポート内容が充実していると、万が一インターネット回線の利用中に不明点が出たり、トラブルが発生したりしても安心です。
そこで通信費の見直しと並行して、契約中のインターネット回線で満足のいくサポートを受けられているか確認しましょう。サポート内容に不満がある場合は、法人専用窓口を開設していて、かつサポート体制が充実した回線事業者への乗り換えをおすすめします。
また、回線事業者とISP(インターネットサービスプロバイダ)が分かれている場合、インターネット接続が切れたり遅延したりといった問題が発生したときに、どちらが原因かわからず、両方に問い合わせないといけないケースがあります。
しかし、光コラボであれば、問い合わせ窓口も一本化されているので、問題が発生した際の問い合わせで迷うことはありません。
光回線の導入の悩みや、利用中の問題を気軽に相談できる事業者がおすすめです。
特典を利用できているか
インターネット回線の見直しを行う際には、特典も見逃せないポイントとなります。契約内容やプランに含まれている特典を確認し、適切に活用できているかを評価しましょう。
特典の一例として、月額料金の割引や無線LANルータのプレゼントなどが挙げられます。もしルータを貰ったのに他の事業者から有料でルータをレンタルしていたら、無駄に経費がかかっていることになります。
また、回線事業者によっては、他社からの乗り換え時の特典を用意しているケースもあります。
乗り換え時の特典も多岐にわたりますが、新規契約することで、月額料金が割引されるケースが多いです。そのため、現在のインターネット回線で特典を受けられていない場合は、乗り換え先の特典を利用することでも通信費の削減ができるかもしれません。
固定電話の見直しポイント
続いて、固定電話の見直しポイントを紹介します。
月額料金は適切か
固定電話の見直しをする際は、月額料金が適切か確認しましょう。固定電話の月額料金は、基本的に「基本料金」と「通話料金」の2つです。
基本料金は、回線使用料や屋内配線使用料、機器使用料などで構成されています。通話料金は、通話した時間に応じて発生する料金です。
固定電話の料金設定は、固定電話会社によって異なります。例えば、固定電話で頻繁にお客さまと通話する場合、基本料金が高めでも通話料金が安いサービスのほうが、結果的に月額料金が安くなる可能性があります。社内の利用状況に合わせて、固定電話会社を検討しましょう。
オプションサービスを契約しすぎていないか
固定電話の通信費を削減するなら、オプションサービスについても見直しましょう。オプションサービスの契約数が多いほど、料金が高くなります。
法人向けの代表的なオプションサービスとして、電話番号表示サービスや電話転送機能などが挙げられます。業務で利用していないオプションサービスを見直して、使っていないものがある場合は通信費削減のために解約しましょう。
光電話を利用しているか
光回線を利用している場合は、光電話を利用しているか確認しましょう。光電話とは、光回線(インターネット回線)を使用する固定電話のことです。
光電話はアナログ電話(加入電話)をそのまま利用できるうえに、アナログ回線(加入電話)よりも料金が安くなる特徴があります。アナログ回線(加入電話)は距離が離れるほど通話料金が高くなりますが、光電話は加入電話や光電話への通話料は日本全国一律の料金です。
遠方の取引先やお客さまと固定電話で会話することが多い場合は、光電話を使用すると大きくコストを削減できる可能性があります。光回線を利用しているにもかかわらず、アナログ回線の固定電話を利用している場合は、光電話への切り替えを検討しましょう。
フリーダイヤルに代表される着信課金サービスを見直す
着信課金サービスとは、「0120」や「0800」で始まる電話番号のことです。通信販売の問い合わせ窓口や企業のコールセンターなど、受電が多い場所でよく使われます。着信課金サービスを設置する場合、発信者側は無料で利用できますが、受信者側は料金が発生します。
着信課金サービスは提供する会社によって料金設定が異なるので、自社の利用状況に適した着信課金サービスに乗り換えることで、通信費を削減できるかもしれません。
携帯電話の見直しポイント
携帯電話は営業担当者の外回りはもちろん、テレワークでも利用するケースが想定されます。
携帯電話の利用状況を見直すことでも通信費の削減につながる可能性があるので、要点を確認しましょう。
モバイル回線のプランを変更する
モバイル回線の利用状況に合っていないプランを利用している場合、余分な料金を支払っている可能性があります。携帯電話は出先の社員や取引先とのやり取りに利用することが多いと思われます。業務における携帯電話の利用状況を確認したうえで最適なプランに変更することで、通信費の削減につながるでしょう。
格安SIMに乗り換える
格安SIMとは、MVNOと呼ばれる通信事業者が携帯キャリアから回線を借りて提供しているサービスです。現在の携帯電話を格安SIMに乗り換えることで、毎月の費用を削減できる可能性があります。
ただし、格安SIMに乗り換えることで通信速度が遅くなる懸念もあるので、その点を把握したうえで乗り換えを検討しましょう。
価格が安い端末を使用する
スマートフォンは数万円以上するものも多く、非常に高額です。導入数が多くなる法人では、スマートフォンの導入や機種変更も大きな費用になります。そのため、法人向け携帯電話を導入する際に価格が安い端末を選ぶことで、端末代の節約につながります。
また、型落ち品やレンタルサービスを活用すると、最新機種よりも安価にスマートフォンを導入しやすいです。しかし、中古品はセキュリティリスクがあるため、新品やレンタル品の利用を推奨します。
FAXの見直し
現代では取引先とメールでやり取りするケースが多いですが、場合によってはFAXを利用するシーンもあるでしょう。
FAXは電話回線を使ってデータの送受信を行うため、電話のように通信料がかかります。したがって、インターネット回線を利用したFAXを使うと、電話回線を利用する場合よりも通信費を抑えられる可能性があります。
法人の通信費を削減・見直しする際の注意点
法人の通信費を削減・見直しする際は、以下の点に注意しましょう。
業務に影響が出ない範囲で行う
料金の安さだけで通信費にかかわるサービスの良し悪しを判断しないように注意しましょう。費用を安くすることだけに意識を向けてしまうと、業務に悪影響を及ぼす可能性があります。
例えば、現在よりも月額料金が安いが速度の遅いインターネット回線に乗り換えてしまうと、業務が滞ってしまったり、社員のストレス要因になったりする恐れがあります。
通信費の削減・見直しをする際は、費用を意識することはもちろんですが、通信回線やサービスの品質、安定性など業務への影響についても考慮しましょう。
削減前後の料金を比較する
通信費の削減・見直しをする場合、削減前後の料金を算出しておくことが大切です。
何も考えずに既存の契約を解約したり、乗り換えたりすると、結果的に通信費が高くなる可能性があるからです。
例えば、インターネット回線を乗り換える際に、元の契約の違約金や解約金、新契約時の初期費用・工事費などが発生するケースもあり、乗り換え前よりも費用が高くなるかもしれません。削減前後の料金をすべて洗い出し、試算して比較しておけば、どれくらい経費削減効果があるのか、自分も関係者も判断しやすくなるでしょう。
なお、インターネット回線を乗り換える場合、回線事業者によっては特典を受けられることがあります。通信費削減につながる特典を用意している事業者もあり、具体的な特典としては月額料金の割引や無線LANルータのプレゼントなどが代表例です。
長い目で見れば月額料金の割引は大幅に通信費を抑えられる場合があります。またサポート体制がしっかりしている回線事業者を選ぶことで、業務効率化につながる可能性もあります。
そのような事業者を選んでインターネット回線の乗り換えを行えば、通信費を削減しつつ、自社に最適なサービスを受けられるようになるかもしれません。
法人の通信費の削減・見直しならビッグローブ光
通信費削減のためにインターネット回線を見直すなら、ビッグローブ光がおすすめです。法人向け光回線サービス「ビッグローブ光」に乗り換えることで、お得な割引を受けられる、回線速度が改善される可能性がある、などのメリットがあります。
料金プランがわかりやすく、お得な割引がある
法人向けビッグローブ光の料金プランはシンプルでわかりやすい料金設定になっています。
またビッグローブ光は、乗り換え時の特典があります。新規で回線を引く場合、月額料金から値引きがありますし、さらに初期費用としてかかる申込手数料も無料になります。
シンプルでわかりやすい料金体系なので、現在契約中の事業者のプランと比較して、どの程度安くなるか検討しやすいでしょう。
IPv6(IPoE方式)対応で快適にインターネットを利用しやすい
IPv6は「Internet Protocol Version 6」の略称で、インターネットプロトコルの1つです。
従来から通信にはIPv4(PPPoE方式)が使用されていましたが、アクセスが集中すると通信速度が低下しやすいという特徴がありました。一方で、IPv6(IPoE方式)は回線が混雑しにくい仕組みになっているため、地域や時間帯の影響が少なく快適にインターネットをご利用いただけます。
ビッグローブ光はIPv6(IPoE方式)に対応しており、追加料金もかかりません。現在IPv4(PPPoE方式)を利用している法人は、乗り換えによって回線速度が改善される可能性があります。
法人専用の窓口で手厚いサポートが受けられる
ビッグローブでは、光回線を導入する際の疑問や不安について、専任の営業担当者がしっかりとフォローします。ビッグローブ光の仕様や導入手順の説明はもちろん、見積り書作成やお申し込み手続きなどサポートします。
また導入後は、法人専用のサポート窓口を開設しており、どんな小さなことでも、丁寧に答えています。法人ならではの問い合わせにも慣れているので安心です。
他に、乗り換え特典では、初回限定でオフィスや店舗に訪問し、光回線の接続設定を手伝ってもらえます。パソコン作業や機器設定が苦手な方でも安心です。
*「ビッグローブ光 1ギガ」のお申し込みいただいた場合の特典です。
まとめ
ここまで、法人の通信費の削減方法や見直しポイントなどを紹介しました。
通信費は毎月発生するコストなので、一度見直すことで継続的な経費削減につながります。
法人の通信費の見直しにはさまざまな項目がありますが、なかでもインターネット回線の見直しはビジネスに必須であるだけに、重要ポイントになります。
回線事業者によって料金プランやサービスが多岐にわたり、自社に適したものを選択したり、固定電話を光電話に乗り換えたりするなど、総合的なコスト削減につなげやすいです。
法人の通信費を削減したい場合は、インターネット回線周りを中心に見直して、回線の乗り換えを積極的に検討してはいかがでしょうか。