コラム・活用事例本当の送信元と送信先を知る!
メールシステムに関する用語集 ~中級編~

キーワード セキュリティ強化
導入サービス・製品 クラウドメール

電子メールの送信元と送信先。普段当たり前のように使っているFrom、To、Ccなどの用語をより詳しく解説します。

メールシステムに関する用語集

メールの送信元アドレスと送信先アドレスは2種類ある!

普段、私たちがメールを受信したときに目にする「差出人」や「宛先」のメールアドレスはそれぞれ「ヘッダFrom」「ヘッダTo」といいます。これは、手紙に例えると封筒の中の便箋に書かれている情報です。 この「ヘッダFrom」「ヘッダTo」とは別に、手紙の封筒に書かれている送信元アドレスと送信先アドレスの情報があります。これを「エンベロープFrom」「エンベロープTo」といいます。

用語

解説

ヘッダFrom
(へっだふろむ)

メールクライアント(Microsoft OutlookやMozilla Thunderbirdなど)でメールを受信したときに、「差出人」欄に表示されている情報です。
これは、封筒の中の便箋に書かれている差出人に例えることができ、実際の差出人とは異なる情報を表示することもできます。

ヘッダTo
(へっだとぅー)

メールクライアント(Microsoft OutlookやMozilla Thunderbirdなど)でメールを受信したときに、「宛先」欄や「Cc」欄に表示されている情報です。
これは、封筒の中の便箋に書かれている宛先に例えることができ、実際の宛先とは異なる情報を表示することもできます。

エンベロープFrom
(えんべろーぷふろむ)

メールを手紙に例えると、封筒に記載されている差出人です。メールの世界では、この情報が正しいものでないと正しくメール送信ができないので、「エンベロープFrom」が本当のメールの差出人となります。 これはメールクライアントの「差出人」欄に表示されている情報とは異なる場合があります。
また、送ったメールがエラーで届かなかった場合、エラーメールはこのエンベロープFromのアドレス宛に届きます。

エンベロープTo
(えんべろーぷとぅー)

メールを手紙に例えると、封筒に記載されている宛先です。この情報が正しいものでないと正しくメール送信ができないので、エンベロープToが本当のメールの宛先となります。
これはメールクライアントの「宛先」欄や「Cc」欄に表示されている情報とは異なる場合があります。

メールの宛先いろいろ ~To、Cc、Bccの使われ方~

普段、メールクライアントでメールを送信するときには、「To、Cc、Bcc」という3種類の設定項目がある場合が多いかと思います。メールの送信先には、エンベロープToとヘッダToの2種類があることをご説明しましたが、実は「To、Cc、Bcc」の全てがエンベロープToに設定されて送信されます。
これは、正しくメールを送信するには、エンベロープToには「To、Cc、Bcc」の3種の宛先全ての記載が必要なためです。

そして、普段利用しているメールクライアントでは、Toに設定されたアドレスを「宛先」または「To」欄に、Ccに設定されたアドレスは「Cc」欄に、Bccに設定されたアドレスは非表示になり、Bccに設定した内容を相手に知られることなくメール送信することができるのです。*
これがヘッダToとしての「To、Cc、Bcc」の見え方です。

  • メールを受信したサーバからは、ログなどを確認しても、そのサーバが管理しているドメイン以外でBccに何が設定されているかは分からなくなっています。
    これは、メールを送信したサーバでは、送信先の履歴としてTo、Cc、Bccの全てのアドレスが残っていますが、メールを送信する際にエンベロープToのドメインごとに分けてメールを送信しているサーバが多いためです。

迷惑メールの送信元と送信先

誰でも一度は受信したことがある迷惑メール。
迷惑メールでは、本当の送信元を知られないよう、ヘッダFromをエンベロープFromとは違うものに設定して、送信元を詐称しているケースがほとんどです。これは、サーバから直接メールを送信すれば、エンベロープToとヘッダToをそれぞれ別々に書くことが可能なためです。知っているアドレスから送られてきているように見えても、実は違う送信元から迷惑メールとして送られている場合もありますので、注意が必要です。

また、受信したメールの宛先に、自分のアドレスが表示されていない場合もあります。これも、ヘッダToをエンベロープToと違うものに設定して送信されているためです。

なぜToとFromにはそれぞれヘッダとエンベロープの2種類の情報があるの?

Toが2種(ヘッダTo・エンベロープTo)あることのメリット

ヘッダToとエンベロープToが分かれていることにより、Bcc(ヘッダToには表示されないが、エンベロープToには設定されている情報)を利用することで受信者に情報を見せずにメール送信ができるというメリットがあります。

Fromが2種(ヘッダFrom・エンベロープFrom)あることのメリット

ヘッダFromとエンベロープFromが分かれていることにより、例えばメールの転送機能を利用する際などにメリットがあります。
メール転送機能を使用すると、転送をおこなうメールシステムのメールアドレスがエンベロープFromに設定されるのですが、見かけ上分かりやすくするために一番最初にメールを出したアドレスをヘッダFromに設定している場合があります。

また、メーリングリスト機能でも同様のことが言えます。メーリングリスト宛にメールを送信すると、まずメーリングリストのドメインに対応しているメールサーバにメールが送られます。そこでメーリングリストメンバーの情報を確認後、各メンバーにメールが送信されます。このときもメール転送機能を利用する際と同様に見かけ上分かりやすくするために一番最初にメールを出したアドレスをヘッダFromに設定しています。

ただ、ヘッダFromとエンベロープFromについては、上述した迷惑メールの送信元詐称などで悪用されることも多くなってしまっているのが現状です。

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